近代世界システム〈2〉重商主義と「ヨーロッパ世界経済」の凝集1600‐1750

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近代世界システム〈2〉重商主義と「ヨーロッパ世界経済」の凝集1600‐1750

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  • サイズ A5判/ページ数 368,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815807443
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C3022

内容説明

収縮する「世界経済」のなかから勃興を果たしたオランダとその覇権に挑戦する英仏の抗争をダイナミックに描き出し、ひとつのシステムとしての資本主義的世界経済の全貌を捉えて、新しい世界史への扉を開く。現代の古典となった記念碑的著作の第2巻。

目次

序章 「一七世紀の危機」は実在したか?
第1章 収縮(B)局面
第2章 「世界経済」におけるオランダのヘゲモニー
第3章 中核における抗争―第一の局面一六五一年から一六八九年まで
第4章 低成長期における周辺諸地域
第5章 岐路に立つ半周辺
第6章 中核地域における抗争―第二の局面一六八九年から一七六三年まで

著者等紹介

ウォーラーステイン,I.[ウォーラーステイン,I.] [Wallerstein,Immanuel]
1930年ニューヨーク生まれ。アメリカの社会学者。研究対象としていた現代アフリカの状況から、「低開発」の歴史的生成過程に関心をもち、従属理論に接近した。他方では、ブローデルを中心とするフランス・アナール学派の歴史認識、とくに「世界経済」の着想に啓発され、「一体化した現代世界」の歴史的形成過程を分析、歴史学や社会科学一般に絶大な影響を与えている。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の「経済・史的システム・文明研究のためのフェルナン・ブローデル・センター」長(1976‐99年)、国際社会学会会長(1994‐98年)などをつとめた

川北稔[カワキタミノル]
1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授などを経て、佛教大学教授、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

60
相当長期にわたり読みかけにしていたが、この正月に一気に読了。第2巻は「17世紀の危機」とも呼ばれる時期に、主にヨーロッパ社会がヘゲモニー国家をオランダからイギリスに変えていく様相、そしてイギリスと比較しながらフランスがなぜヘゲモニーを握れなかったか、そして上昇して半周辺化するスウェーデンやプロイセン、そして北米のイギリス植民地と凋落するイベリア半島について近代世界システム論に基づき詳述する。博覧強記で注のボリュームもすごいが、けっこうマルクス主義歴史学の影響が大きい印象。いわゆる「移行論争」を思い出した。2025/01/03

Shin

15
資本主義の論理が次第に世界システムを統合しようとする中、伝統的な王室は没落し、過去のヘゲモニー国家もピークを過ぎ、新しい国や地域が「半周辺」としての役割を担い始める。戦争や政治の歴史だけでは見えてこない、まさに「グローバル経済システム」としての変遷は読むのに骨が折れるが新たな気付きも多く知的興奮に溢れている。一般に後継者争いと認識されている一連の継承戦争にも次第に経済や通商路の覇権争いの性格が色濃く反映され、それに伴って各国の国内政治の対立軸も変わる。このダイナミズムの普遍性を学び取りたいところ。2021/09/12

しゅん

15
17世紀ヨーロッパの様相を示した二巻目。貿易経済で資本を蓄積する「重商主義」の時代において、オランダがヘゲモニーを握り、それによってヨーロッパの経済が一つに凝集していく。中核・半周辺・周辺という世界システムの円心構造の形成が具体的にどのようになされたかを観ていく。しかし、一つ一つの情報は決して難しい訳ではない気がするのだが、なんでこうも難解に感じるのか。2018/09/30

roughfractus02

8
ヨーロッパ世界の歴史構造が劇的に変わるのは産業革命と言われているが、本書は産業革命にシフトする前の17世紀のヨーロッパの地殻変動を辿る。政治史的には世界帝国の収縮によって封建制から絶対王政への伝統内部での配置転換が起こるが、収縮を引き起こすのは大航海時代に海運中心に形成された重商主義の資本蓄積が世界経済を台頭させる動きである。著者が変動の舞台とするのは当時最大の海運貿易国オランダだ。本書は、その中核に焦点を当てて、海運・工業・金融の面での市場競争が起こり、それらを主導するヘゲモニーが形成される過程を追う。2020/04/19

       \サッカリ~ン/

3
ハプスブルク帝国の落日からネーデルラント、イギリスの勃興までが主題となっている。地中海貿易から大西洋・バルト海貿易にヨーロッパの主軸が移り、歴史イベントと共に世界経済の中核が遷移していくさまが時系列に従って進められる。中でも各国における人民の階層分類(あるいは変化)とそれぞれが経済・政治的に果たした役割には非常に多くのページを割いており、王・貴族・ジェントリの関係を中心として英蘭仏西それぞれに分析が加えられる。ついに英仏両国が主役の時代がやってきた。2013/12/12

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