内容説明
世界最高水準の高度な制度化を実現した二国間同盟は、いかにして生まれたか。新たな水準の実証分析と最新の同盟理論をもとに、今日の日米同盟の原型が実質的に形成された過程とメカニズムを鮮やかに捉えた注目の成果。
目次
序章 日米同盟の制度化―その概念と構図
第1章 冷戦の「政治経済戦争」化と安保改定
第2章 「パワーの拡散」の影響
第3章 米国の軍事プレゼンス縮小と軍事協力の模索
第4章 米中・米ソ「二重のデタント」の影響
第5章 「ベトナム後のアジア」における軍事協力の進展
終章 相互不安、反軍主義、1980年代以後
著者等紹介
吉田真吾[ヨシダシンゴ]
1981年生。2010年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了(博士(法学))。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)/東京大学東洋文化研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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