内容説明
1762‐63年にグラーズゴウ大学で行われたアダム・スミスの法学講義を手稿から再現。司法=正義と統治の歴史を描き出し、自由で公正な社会を展望した壮大な文明史論であり、『道徳感情論』から『国富論』にいたるスミス思想を体系的に把握するためには欠かせない文献。本邦初訳。
目次
第1巻―一七六二年一二月二四日‐一七六三年一月一〇日(法学について;生活行政 ほか)
第2巻―一七六三年一月一七日‐二月三日(移転;封建的従士と土地 ほか)
第3巻―一七六三年二月七日‐二月一六日(家族の一員;ローマの繁栄と女性の自由 ほか)
第4巻―一七六三年二月二一日‐三月八日(統治の諸形態;権威の進展過程 ほか)
第5巻―一七六三年三月九日‐三月二四日(自由の体系;イングランドの裁判所 ほか)
第6巻―一七六三年三月二八日‐四月一三日(政活行政;人類の自然的欲求 ほか)
著者等紹介
水田洋[ミズタヒロシ]
1919年生まれ。名古屋大学名誉教授、日本学士院会員
篠原久[シノハラヒサシ]
1944年生まれ。関西学院大学経済学部教授
只腰親和[タダコシチカカズ]
1950年生まれ。横浜市立大学国際総合科学部教授
前田俊文[マエダトシフミ]
1963年生まれ。久留米大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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