内容説明
啓蒙の諸理念とフランス革命の政治文化を母体として生まれたフランス自由主義の思想像を、公共圏の樹立を課題とした政治思想として捉え直すことで一新、チュルゴからコンドルセ、シエース、コンスタン、スタール、ギゾーへと至る自由主義の軌跡をはじめて統一的な視点で描き出した労作。
目次
序章 公共性とフランス自由主義
第1章 啓蒙思想と公共空間
第2章 市民的公共性の創出―「公論」の誕生と「公論」の思想
第3章 フランス自由主義の胎動―コンドルセと自由の公共空間
第4章 フランス革命と公共圏の思想
第5章 テルミドール派と公共圏
第6章 ジェルメーヌ・スタールの自由主義
第7章 バンジャマン・コンスタンと自由主義の成立
第8章 体制としての自由主義
終章 フランス自由主義の歴史的諸形態
著者等紹介
安藤隆穂[アンドウタカホ]
1949年愛知県に生まれる。1979年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。名古屋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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