出版社内容情報
偉大なる王の公的イメージはいかにして形成され、王権のあり方とどのように関わっているの
か――王権の表象戦略と集合的なイメージ創出のダイナミズムを、当時の絵画や版画、メダル
や彫刻、演劇、バレエ、オペラなどを読み解くことで明らかにし、権力と表象やメディアの関
係を歴史学的に探った卓抜な著作。図版多数。
目次：
1 ルイ１４世の紹介
2 説 得
3 日は昇る
4 システムの構築
5 自己主張
6 勝利の時代
7 システムの再構築
8 日は沈む
9 伝統的表現の危機
10 メダルの裏面
11 ルイ１４世の受容
12 比較のなかのルイ１４世
付録１ ルイ１４世のメダル
付録２ ルイ１４世の図像
付録３ 出版年代順のルイ１４世批判文献（出版年代順）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽香
3
200408102017/06/14
もじゃ
0
流し読みのため要再読。イメージ戦略の話をしっかり読むと面白そう。2015/01/16
TMU2000
0
表題の通り、ルイ14世が「創られる」過程とその方法に着目した議論。ギアツの劇場国家論などを用いて説明している。現代においても気脈を通じる部分がある。2013/05/23
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