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誇り高い技術者になろう―工学倫理ノススメ

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815804855
  • NDC分類 504
  • Cコード C3050

出版社内容情報


プロフェッショナルとして充実した仕事をするために、果たすべき社会的責任とは何
か。ミクロからマクロまで具体的事例をもとに倫理的判断力を働かせるスキルを高め
るとともに、日々の仕事の中でどのように行動すべきか、またそれをサポートする社
会の仕組みについて明快な指針を提示。

目次:

第I部 技術者になるとはどういうことか
 1 誇り高い技術者とは---具体例から学ぶ
  1-1 社会の多様なニーズに配慮する企業と技術者
     ---INAXのとりくみ
  1-2 環境への配慮を開発に活かした技術者
     ---デンソーのとりくみ

 2 技術とは何か、技術者とはどういう人なのか
  2-1 社会の中の技術
  2-2 技術者とは何をする人か
  2-3 プロフェッションとしての技術業

第II部 技術者としての社会への責任
 3 技術者は何に配慮するべきか---小さな視点から大きな視点まで
  3-1 身近な人たち
  3-2 少し見えにくい人たち
  3-3 かなり見えにくい人たち

 4 技術者はどう行動するべきか---社会の要求を解決するためのガイドライン
  4-1 一般的な指針を個別の問題に加工する
  4-2 設計の場面でどう行動するべきか
     ---ユニバーサルデザインを中心に
  4-3 人間関係と組織のなかでどう行動するべきか
     ---内部告発についての考え方を中心に
  4-4 社会全体に対してどう行動するべきか
     ---社会への説明責任を中心に

 5 責任ある技術者を社会はどうサポートするべきか
  5-1 技術者の権利と責任に関する法律
  5-2 企業の倫理と技術者の倫理
  5-3 倫理綱領は何のためにあるか


内容説明

技術者として責任ある仕事をするために、ミクロからマクロまで具体的事例をもとに倫理的判断力を働かせるスキルを高めるとともに、日々の仕事の中でどう行動すべきか、またそれをサポートする社会の仕組みについて明快な指針を提示。

目次

第1部 技術者になるとはどういうことか(誇り高い技術者とは―具体例から学ぶ;技術とは何か、技術者とはどういう人なのか)
第2部 技術者としての社会への責任(技術者は何に配慮するべきか―小さな視点から大きな視点まで;技術者はどう行動するべきか―社会の要求を解決するためのガイドライン;技術者の責任ある行動を社会はどうサポートするべきか)

著者等紹介

黒田光太郎[クロダコウタロウ]
1947年生まれ。1979年九州大学大学院工学研究科修了。現在、名古屋大学大学院工学研究科教授

戸田山和久[トダヤマカズヒサ]
1958年生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科修了。現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授

伊勢田哲治[イセダテツジ]
1968年生まれ。1999年京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学情報科学研究科助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yukiko Yosuke

2
「誇り高い」技術者とはどういうものか。自分の技術が影響する範囲を考え、選択肢がある場合には、より社会に貢献できる、あるいは社会にとって悪影響を与えないものを選択できることがまずは必要。それと、自らが所属する企業や組織が問題のある行動をとっているときにはどうするか。すぐに内部告発をすることが、必ずしもいいわけではない。所属する企業や社会に対する影響も考えなくてはいけない。そして、どういう条件の場合に内部告発という形をとっても許されるのか、よく考えて判断したうえで告発すべきなのである。2013/10/01

1
(2004,507)「技術を社会に調和させるには」「設計の際にどのようなパラメータをどのように重みづけて考慮するか」などの工学・技術者倫理を原理から解説。科学技術の暗黒面と楽観的観測の間で、誇り高き技術者を目指す人のために。2021/03/22

Reina SAIJO

1
工学部の学部生向けて書かれた工学倫理の入門書。第2版の方が新しい事例もあっていいけど、こちらも技術者が押さえておくべき基本的な考え方を学ぶことができる。専門職の中でもとくに技術者の特殊性が何なのかもわかりやすく説明してある。企業人として働く時の倫理的問題にも触れられているし、ダイバーシティへの理解もあってバランスがよいと思う。工学倫理の初めの一冊として、丁寧に読むことをおすすめしたい本。2014/10/26

あーてぃる

0
技術者になるとはどういうことか、将来を考え始める高校あたりで、叩き込んでほしい教科書である。いや最近はその前に、倫理とは何かから教えなければならないらしいから・・・。残念ながら、これを読んだからと言って誇り高い技術者になれるわけではない。そういう意識を心の片隅に持ったとしても、まわりに不正を働く者はいるし、手を抜く奴もいる。失敗を隠す者もいれば、成果を横取りするものもいる。「一人だけ誇り高くても仕方がない」「だから誇り高い仲間を作れ」倫理観をもたぬ者たちの中では至難の業だ。 2017/05/30

h t

0
内部告発の事例で東電の原発が。結局あいつら学習しねえんだよな。重役を二、三人ショットガンで射殺したらいいんでないですかね。2012/12/27

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