出版社内容情報
イギリスの「ものづくり」は復活したか――繊維から製薬、鉄鋼から電機までの主要産業を徹底分析、
なぜある産業は衰退したのに他は健全なのか歴史的に解明するとともに、イギリス経済が帝国から
ヨーロッパ域内貿易の重視へと転換することで再生したとして、経済没落説に挑戦。日本経済の今後を
考える上でも示唆に富む。
目次:
第1章 遅れた後、また追いつく
第Ⅰ部 歴史的背景
第2章 最初に工業化した帰結
第3章 第二次大戦後のイギリスとドイツ、フランス
第Ⅱ部 産業と企業
第4章 繊維産業――誤った方向への現代化-
第5章 造船業--歴史に幽閉されて
第6章 鉄鋼業--サッチャー効果
第7章 製紙業のグローバリゼーション
第8章 機械産業--世界の覇者からニッチ的存在へ
第9章 自動車産業--回避できた災難
第10章 エレクトロニクス産業 --ヨーロッパ共通の失敗
第11章 航空機産業--政府とのパートナーシップ
第12章 化学産業--ナショナル・チャンピオン企業の生誕、成長そして解体
第13章 製薬業--勝利の方程式
第Ⅲ部 制度と政策
第14章 金融システム
第15章 訓練、教育、文化
第16章 労働組合と労使関係
第17章 政府の役割--コンセンサスから競争へ
第18章 結 論
内容説明
イギリスの「ものづくり」は復活したか。主要な産業を徹底分析。なぜある産業は衰退し他の産業は健全なのか歴史的に解明するとともに、イギリス経済が帝国からヨーロッパ域内貿易の重視へと転換することで再生したとして、経済没落説に挑戦。日本経済の今後を考える上でも示唆に富む。
目次
遅れた後、また追いつく
第1部 歴史的背景(最初に工業化した帰結;第二次大戦後のイギリスとドイツ、フランス ほか)
第2部 産業と企業(繊維産業―誤った方向への現代化;造船業―歴史に幽閉されて ほか)
第3部 制度と政策(金融システム;訓練、教育、文化 ほか)
結論
著者等紹介
オーウェン,ジェフリー[オーウェン,ジェフリー][Owen,Geoffrey]
1934年生まれ。現ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の上級講師。産業再編公社の役員を務め、ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(BLMC)海外事業部の人事教育担当取締役などを歴任した元『ファイナンシャル・タイムズ』紙の編集長。1991年からLSE。イギリス公正取引庁の諮問委員(2001~03年)
和田一夫[ワダカズオ]
1949年生まれ。1973年一橋大学商学部卒業。LSEでPh.D.を取得。南山大学経営学部助教授をへて、現在、東京大学大学院経済学研究科教授
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