出版社内容情報
障害者の日常動作を援助する介助犬は、2002年5月成立の身体障害者補助犬法
で初めて法的に位置づけがなされた。本書はこの「生きた自助具」について、
有効性や日本での現状と課題などをトータルに紹介しており、医療・福祉関係
者のみならず、介助犬に関心を持つ全ての人が対象の書である。
目次:
はじめに
I 日本における介助犬使用支援システムの開発
II 介助犬の状況と必要性
II-1 介助犬の定義と基準
II-2 介助犬の国内での沿革
II-3 介助犬の必要性・重要性と緊急性
II-4 介助犬の有効性とその効果
II-5 障害者の歴史と状況
III 介助犬の実態
III-1 介助犬使用者の現状(1)
III-2 介助犬使用者の現状(2)
III-3 介助犬のわが国での実態
III-4 わが国の盲導犬の状況
III-5 世界の盲導犬の状況
IV 介助犬の訓練と可能性
IV-1 医学と獣医学
IV-2 家庭犬の訓練
IV-3 介助犬の育成―日本の現状
IV-4 介助犬訓練士の現状と将来
IV-5 介助犬を適応とする障害とその疾患
IV-6 介助犬とリハビリテーション医学
IV-7 人適応科学から見た介助犬と障害者のリハビリテーション
V 介助犬の課題と期待
V-1 介助犬の遺伝性疾患
V-2 介助犬の安全性と人畜共通感染症
V-3 人の医療と福祉に貢献する犬の健康管理
V-4 身体障害者補助犬法概説
V-5 介助犬育成過程における法的諸問題
V-6 介助犬を社会が受け入れるための条件整備
V-7 介助犬の地域社会における受容
V-8 人と動物の絆とペット・ロス
V-9 動物虐待
VI 世界的に見た介助犬の問題点
(付録1)身体障害者補助犬法
(付録2)身体障害者補助犬法施行規則
おわりに
内容説明
2002年5月に成立した身体障害者補助犬法で、初めて法的に位置づけがなされた介助犬。本書はその有効性や日本での現状と課題など、介助犬に関するあらゆる事柄を紹介する。
目次
1 日本における介助犬使用支援システムの開発
2 介助犬の状況と必要性
3 介助犬の実態
4 介助犬の訓練と可能性
5 介助犬の課題と期待
6 世界的に見た介助犬の問題点
著者等紹介
高柳哲也[タカヤナギテツヤ]
1933年名古屋市に生まれる。1958年名古屋大学医学部卒業。1981年名古屋大学医学部助教授、奈良県立医科大学精神内科教授を経て、現在、奈良県立医科大学名誉教授。日本介助犬アカデミー理事長
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