出版社内容情報
中国のめざましい経済発展とともに、あらためて海外華人の世界に注目が集っている
。本書は、国内政治ばかりか国際関係をも規定する、華人移民と国家とのせめぎあい
のポリティックスを、シンガポールとマレーシアを中心に、政治的アイデンティティ
の変容と国民統合の過程に焦点をあてて描き出すとともに、華人をめぐる東南アジア
諸国と中国との関係を眼光鋭く分析した労作である。
≪第14回アジア・太平洋賞特別賞受賞≫
目次：
序 章
第I部 東南アジア華人世界の変容
第一章 英領マラヤ、シンガポ汲l移民
第二章 マラヤ、シンガポ汲痩`成と華人
第三章 マラヤの華文文学
第四章 シンガポールの言語統合
第五章 シンガポールの儒教教育
第六章 シンガポールの中国政策
第七章 シンガポール華人の中国観
第1I部 中国の華僑華人政策
第八章 中国の対外関係と東南アジア華人
第九章 カンボジア紛争
第十章 華僑農場の変容
終 章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りら
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マレーシアの国家形成、市民権の規定の変容、中国と華人コミュニティの関係を学べた。シンガポールについて記述多2012/06/23
