出版社内容情報
近年のわが国の土地騰貴を主因とする資産格差の増大は資本主義と民主主義の
根幹にかかわる深刻な問題である。本書はこの問題を、資産分布決定の二要因
―稼得能力に応じた貯蓄とそれとは別の遺産・贈与―を導入して理論的・実証
的に分析し、平等化のための政策を具体的に提言する。
目次
個人資産分布の現状
ライフ・サイクル仮説と遺産・贈与
所得階級とライフ・サイクル貯蓄
所得階級別の資産形成
所得階級別の遺産額の推定
教育投資と遺産・贈与
要約と資産分布平等化のための政策
補論 資産としての土地
-
- 和書
- ストレス社会の幸福論