出版社内容情報
機械と大衆の登場によって文化的危機にみまわれた世紀末ドイツの学者=読書
人層は、一方で新しい人文社会科学を創り出すとともに、他方極度の混乱と対
立を経てナチズムにからめとられていく。本書は学者達を襲ったこの危機の過
程を学問とメンタリティに分け入って跡づける思想史の傑作。
内容説明
機械と大衆の登場によって文化的危機にみまわれた世紀末ドイツの学者=読書人層は、一方で新しい人文社会科学を創り出すとともに、他方極度の混乱と対立を経てナチズムにからめとられていく。本書は学者達を襲ったこの危機の過程を学問とメンタリティに分け入って跡づける。
目次
序説 読書人の類型
第1章 読書人の社会史
第2章 懐旧の読書人階層
第3章 政治論と社会理論1890―1918年
第4章 政治的対立の絶頂1918年―1933年
第5章 文化的危機の起源1890―1920年
第6章 学問の復活から危機へ1890年―1920年
第7章 学問の危機の頂点1920年―1933年
結章 伝統の終焉