出版社内容情報
イエイツ、パウンド、T・S・エリオットなど20世紀英米詩の稜線を形づくっ
た詩人の作品より各一篇を選び出し、プロットの流れ・韻律形式の分析からイ
メジの解読を通じて、難解と言われる現代詩の面白さを再認識させる実践的講
義。他に「英詩のイメジ空間」、「英詩の深層構造」。
内容説明
20世紀英米詩の稜線を形作った詩人たちの作品から各一篇を選び、プロットの流れ・韻律形式の分析からイメジ空間の解読を通じて、難解と言われる現代詩の読者に、詩を読む作業を臨床的に示すとともに、その面白さを再認識させる実践的講義から古典詩論まで。
目次
1 英詩再入門(英詩の読み方・読ませ方;W.B.Yeats,“Sailing to Byzantium”;Ezra Pound,“In a Station of the Metro”;T.S.Eliot,“New Hampshire” ほか)
2 英詩のイメジ空間(文学と空間;詩のイメジと象徴性;シンボリック・イメジと批評の実践;〈時〉はとらえられるか?―「内気な恋人に」のこと;イメジの奥行き―「眼が孕む」ことについて;シェイクスピアの詩)
3 英詩の深層構造(雪の降りつむ森)