内容説明
「記憶」の定義から認知症の「症状」を整理。確かな「診断」と「マネジメント」につなげよう。
目次
プロローグ(認知症の診断が難しいと感じるのはなぜ?―生前に100%の確定診断をつけることができない病気;認知症の画像が難しいと感じるのはなぜ?―脳萎縮が病気のせいなのか、元々あったものなのかを知る方法 ほか)
第1章 症状編(覚える記憶は4つ!―「記憶障害」;目的に即した適切な行動ができない―「実行機能/遂行機能障害」 ほか)
第2章 診断編(軽度認知障害;アルツハイマー型認知症 ほか)
第3章 マネジメント編(実はエビデンスは増えている―認知症の危険因子と非薬物療法;どんな方法があるの?―BPSDの治療法と管理法 ほか)
エピローグ 認知症の世界を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちー
1
色んな「型」があって分かりにくい認知症を初学者にも読みやすく解説。共通する症状があるがために「認知症」とまとめられていても原因となる病気などが異なる。1章で各症状の説明があり、2章で各診断と病因を説明するので理解がしやすい。アルツハイマーは初期から記憶障害が出やすい。実行機能、見当識障害、喚語困難。レビー小体型はレム睡眠行動障害が前駆状態にあり、幻視と錐体外路症状、認知機能の動揺が特徴。前頭側頭型は、行動型や意味性などにさらに分かれる。血管性は実行機能、想起障害が目立ち経過がジグザグ。また読み直したい。2023/03/09
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