内容説明
前世の記憶を持つ伯爵令嬢フェリシアがお茶会で見つけたもの。それは”サンドイッチ”。前世で誰かが言っていた。サンドイッチは、サンドイッチ伯爵が名付けたからサンドイッチだと。由来を調べるうちに気付く。同じ世界から来た”誰か”がそう名付けたらしい。お米に、醤油や味噌、じゃがいも。ボードゲームに音楽…前世の知識を頼りに、次々に見つかる転生者の痕跡。外交官となったフェリシアは自分と同じ”転生者”を探す旅に出る。そして記す―彼らが一体、この異世界で何を成し、何を遺したのか。これは、とある編纂者が一生をかけて歴史に残した出会いと別れの旅物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
19
前世の記憶を持つ伯爵令嬢フェリシアがお茶会で見つけたサンドイッチ。前世の知識を頼りに、次々に見つかる転生者の痕跡。外交官となった彼女が自分と同じ転生者を探す旅に出る好奇心と出会いの物語。調べるうちに転生者が初代と思われる店に行き着いたフェリシア。手伝ってくれたヴィクトルに誘われ外交官になった彼女が、肉じゃがや醤油、味噌、男爵芋やミニトマト、スパイス、トランプやオセロといった遊戯、歯ブラシや天体望遠鏡に出会い、好奇心でヴィクトルを振り回しながら調べて記録する様子には彼女らしさがよく出ていて素敵な物語でした。2026/08/10
わたー
11
★★★★★面白かった。現代日本で生きてきた前世の記憶を持つヒロインにサンドイッチが供される。サンドイッチ伯爵は異世界にはいないはずなのに、前世と変わらぬ姿かたちと名付けがされたサンドイッチを見た彼女は、異世界にサンドイッチの知識を持ち込んだ転生者のサンドイッチ伯爵がいたのではないかと考え、サンドイッチの由来を調べることに。そのことがきっかけで異世界には転生者の痕跡が残されていることを知った彼女は、家庭教師の勧めでその国で女性初となる外交官となり、各地の調査を始めるのだが…と始まる物語。昔からなろう系2026/08/11
サキイカスルメ
9
面白かった!!転生令嬢フェリシアが主人公の短編で綴られる転生した人々の功績を辿るファンタジー。思ったよりも1つ1つのお話が短めで、かなり読みやすかったです。たくさん色んな転生者の生きた道を読めるのハッピーでしたね。大体が、過去にいた転生者でした。歴史の登場人物のような彼らの軌跡を辿っていく物語が面白い。フェリシアが食への情熱が高め(現代日本人なら、普通の感覚かなと)で食べ物の話も多かったかな。フェリシア自身の今ここで生きることへの考え方も、彼女を支える上司さんとの関係性も好きでした。まだまだ読みたい!2026/08/12
MoriTomo
5
自分と同じ転生者を探す異世界旅物語で、前世の記憶を頼りに興味の赴くまま調査していく主人公の探求心が魅力的でした。 故郷で見た料理による飯テロや、トランプを使ったカードゲームなど、異世界で馴染み深い文化に触れていく展開も面白かったです。 調味料やスパイスを追求したり、同郷者との交流を深めたりする描写も見どころで、1エピソードごとに異なるテーマを扱う構成も読みやすく、主人公の好奇心とともに最後まで楽しめました。2026/08/22




