出版社内容情報
生温い、登場人物の皆さまへ
本当の悪役を見せてあげるわ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシナーたかはし
17
改めて。読メンバーの感想で気になり購読、嗚呼、面白かった!展開はテンプレ、でも断罪が残酷すぎる。特に王太子ライナルトは、ただ傀儡として、種馬として生きていくだけで、廃嫡・追放・死罪されたほうがマシな気がしてきます。後半に新展開がありましたが、そこでまだ希望的観測を持っているライナルト。頭が○○したのか、そう思わないと自己が保てないのか、どっちにしても哀れ。2025/04/26
コウディー
8
80/100 読み応えのある1冊だった。生半可な悪役令嬢とは一線を画し、聖女達を裏で暗躍し陥れていく描写は悪役令嬢そのもの。そして圧巻は、婚約者の王子ライナルに断罪されかけた悪役令嬢カサンドラが、毅然と「愛しておりません」と言い切る場面。その徹底した悪役令嬢としての姿勢が最高にクールで、読後には清々しいほどの爽快感が残った。 自分にとって、都合悪い言葉を感情的にならずに受け入れ、消化することの重要性を、この物語が教えてくれたように思う。2025/07/08
尚侍
8
ものすごく面白かった。この裏から手を回して狙った相手を追い落としていく流れは男性向け作品ではまずお目にかかれない展開なので、久しぶりに読むとカタルシスが十分に感じられていいですね。個人的には悪役令嬢というよりも正義の鉄槌を下しているような主人公ではありますが、いい意味で周囲に理解がある(?)ので、彼女の存在が物語の中で浮いていないのもよかったです。単巻でもきちんと落ちている気はしますが、続きが出せるかもしれないということなので、ここは楽しみに待ちたいと思います。2025/04/20
はじめまこと
4
聖女様の異世界への前世の価値観持ち込みが失敗した一方で、主として転生により自己の価値観のみを変革した主人公が勝つの、対比として綺麗 悪役令嬢という属性の魅力って歪な環境と未熟な精神により歪んだキャラをどう弄るかという話な中で原作知識とかを過剰に使うことなく精神だけを熟させるのが良い というか単純に貴族世界と相性が良い人間を転生させるのって結構珍しいよな2025/06/07
りんりん
3
★★✩2025/04/12