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出版社内容情報
ミステリーのお約束を無視した新・謎解きコメディ開幕!
『ラスダン』サトウとシオ最新作は、心が読める女子高生名探偵!?
人の心が読める能力をもった女子高生・大葉香夏子。この能力を探偵として使えば最強なのでは!?
難事件も華麗に解決して一攫千金待ったなし! と意気込むものの――残念ながら香夏子はバカなのだった!
「トリックも真犯人も分かる。だけど――証拠がどこにもないのよ!」
ああっ、読心能力者なのに頭がわるい! 本当に探偵できるのか!?
密室の怪事件、遺言書逸失事件、奇妙な見立て殺人事件――犯人の秘密はお見通しなのに、肝心の証明方
法が全っ然わからないんですけど!
ミステリーのお約束を無視して犯人の心を直接読んじゃう、掟破りの新・謎解きコメディ開幕!
内容説明
人の心が読める能力をもった女子高生・大葉香夏子。この能力を探偵として使えば最強なのでは!?難事件も華麗に解決して一攫千金待ったなし!と意気込むものの―残念ながら香夏子はバカなのだった!「トリックも真犯人も分かる。だけど―証拠がどこにもないのよ!」ああっ、読心能力者なのに頭がわるい!本当に探偵できるのか!?密室の怪事件、遺言書逸失事件、奇妙な見立て殺人事件―犯人の秘密はお見通しなのに、肝心の証明方法が全っ然わからないんですけど!ミステリーのお約束を無視して犯人の心を直接読んじゃう、掟破りの新・謎解きコメディ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
29
大葉香夏子(おおばかなつこ?)阿田岡(あたおか)博士と名前からして笑ってしまう。それでいて刑事コロンボや古畑任三郎のように犯人が判っていて、証明して行くストリートだが、、犯人の心をカンニングしているから判るだけで、頭が悪いから動機も何も解らないってのが、、いや、秋田弁覚えたじゃん!頭悪くないじゃん!wただ、特殊能力を獲得するエピソードはアホ過ぎて笑ってしまった。HPにて加筆。https://www.kashiwa1969.online/novel-obakanatsuko-1-review/2025/05/15
よっち
25
人の心が読める特殊能力をもった女子高生・大葉香夏子。しかし致命的に頭が悪い彼女が、探偵役として事件を解決する謎解きコメディ。善悪の価値観が警官らしくない警視正・寺林にこき使われて、親友で助手の安藤暦と密室の怪事件、遺言書逸失事件、奇妙な見立て殺人事件の解決に挑む香夏子。容疑者の声はダダ漏れでトリックも真犯人も分かるのに証拠がなかったり、どぎつい方言が理解できなかったり、香夏子たちが特殊能力を持った経緯には苦笑いでしたが、ミステリのお約束を飛び越えてドタバタしながら事件解決する展開はなかなか面白かったです。2025/05/14
和尚
19
ここまでコメディに振り切った推理小説は珍しいのでは無いかと思いました。心が読めるが頭脳が足りないので犯人はわかるけれど謎解きはできませんというコンセプトの本作。 それでいて死人はありトリックは意外としっかりとしたものだったりもして、コメディテンションとのギャップが面白かったです。 2025/06/03
真白優樹
10
マッドサイエンティストに改造され読心能力を得てしまった少女が、おバカな探偵として四苦八苦する物語。―――導き出せぬ証明が、混沌を起こす鍵となる。 答えだけが分かってしまう能力と、探偵に似合わぬおバカさが頭を抱えるほどの混沌と笑いを齎している物語であり、同時におバカだからこその真っ直ぐさと熱さが、笑えるだけじゃない面白さを出している物語である。自分達をまきこんだ因縁も解決し、また戻っていくのはいつもの日常。果たしてその先に彼女を待っているのは、どんな事件になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2025/05/15
尚侍
8
面白かった。基本的にタイトル通りの内容でしたが、思っていた以上に主人公が真面目だったので、いい意味で頭の悪さが目立たず、他人の力を借りながら事件を解決していく話として普通に楽しめました。ただ、その分タイトルほどに主人公の頭の悪さが感じられなかったことと、どちらかというと地の文が面白いというよりも話の展開で読ませるタイプの作風だったので、タイトルから想像させられるほどの笑いの要素は薄かったように感じました。2025/06/03
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