出版社内容情報
世直しを夢見る才女が【万能記憶】で後宮の闇を暴く!
本格派後宮謎解き物語!
溏帝国の中心、皇帝のお膝元に広がる花園・後宮。
美形の花鳥史・秀英(シュイン)に計られ、
後宮に入ることになった下級官僚の娘・暁蕾(シャオレイ)は
品物を整理する備品係として働き始めた。
皇后の名が書かれた【呪いの人形】を巡る言い争い。
望みを叶えるまじないを授ける占い師。
硝煙や武器、戦の準備を示唆する発注書――。
騒ぎが事欠かない後宮において、
一度見たものは忘れない「万能記憶」を持つ暁蕾は、
その頭脳で後宮を渦巻く闇に気づき、近づいていく。
智慧の才女が陰謀を暴く、中華後宮謎解き物語!
内容説明
溏帝国の中心、皇帝のお膝元に広がる花園・後宮。美形の花鳥史・秀英に計られ、後宮に入ることになった下級官僚の娘・暁蕾は品物を整理する備品係として働き始めた。皇后の名が書かれた“呪いの人形”を巡る言い争い。望みを叶えるまじないを授ける占い師。硝煙や武器、戦の準備を示唆する発注書―。騒ぎが事欠かない後宮において、一度見たものは忘れない「万能記憶」を持つ暁蕾は、その頭脳で後宮を渦巻く闇に気づき、近づいていく。智慧の才女が陰謀を暴く、中華後宮謎解き物語!
著者等紹介
おあしす[オアシス]
投稿サイト、カクヨムに連載していた本作でデビュー。普通の会社員だが歴史好きが高じて執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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星野流人
35
中華後宮ファンタジーとしては、世界観がしっかりしていて良かったと思います。ただ、ミステリーとして読むには、ちょっと弱いかなと。暁蕾の『万能記憶』の能力が、実際謎解きとして役立っていたかと言われると……。指紋という概念がまだ存在していない世界観の中で、指紋を謎解きに組み込むのはちょっとズルい気がしました。そういう科学捜査に頼らないからこその、中華ファンタジーなのでは……? 後宮を中心とした人間関係の描き方は驚きもあり、おもしろかったです2025/02/09
菊地
2
「後宮の備品係 智慧の才女、万能記憶(はあまり解決に役立っていないけども)で陰謀を暴きます」2025/02/01