SB新書<br> 心は存在しない―不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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SB新書
心は存在しない―不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815625849
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0240

出版社内容情報

Q、悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか?

日常生活を送っていると、「わたしであってわたしでない判断、行動をしている自分」を感じるときがあるかもしれません。
また、身体の細胞や脳脊髄液は日々入れ替わっており、数年前の自分と今日の自分が同一であることを生物学的に保証できる要素を探し出すことは難しいでしょう。

人間独自のものと称される「こころ」とは一体何なのか? また、どこにあるのか・・・

こんなことを考えるとき、だれもが「こころ」があることを前提に、「こころ」の定義や在りか、「こころ」がどうして生まれたのか、どうやって生まれたのかを議論しています。
しかし、じつは生物学的に見れば「こころ」は脳という働きの結果(副産物)であり、解釈に過ぎません。言ってしまえば、「最初からこころなんてものは存在しない」のです。

本書を読めば、「こころ」の実情がわかり、その謎が解けるとともに、「どうして自分は不合理なことばかりしてしまうのか?」「感情に振り回されてしんどい」という悩みも軽くなるはずです。

内容説明

最初から心なんてものは存在しない!?「感情に振り回されてしんどい」「不合理な判断ばかりしてしまう」―そんな悩みと対峙するとき、私たちは「心」があることを前提に、その定義や在りかについて考えています。しかし実は、生物学的に見れば、心は脳という働きの結果(副産物)であり、解釈にすぎないのです。そんな心の正体に科学的に迫る一冊!

目次

序章 実は心なんて存在しない?
第1章 心の定義は歴史上どう移り変わってきたのか
第2章 心はどうやって生まれるのか
第3章 心は性格なのか
第4章 心は感情なのか
第5章 脳はなぜ心を作り出したのか
終章 心は現実の窓

著者等紹介

毛内拡[モウナイヒロム]
お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。1984年、北海道函館市生まれ。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て、2018年よりお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。生体組織機能学研究室を主宰。著書:『脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』(講談社ブルーバックス。第37回講談社科学出版賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

61
以前、前野隆司『脳はなぜ「心」を作ったのか』という本に出会い、全ては極めて複雑化した「反射」に過ぎないとの結論を得て、私の心脳問題は終結した。本書が勧めるのも、「心」は錯覚の賜であり、無い物ねだりの自分探しから解放されて、それに振り回されない生き方である。要は心の持ち方なのであるが、本書は「心」が錯覚たる由縁を、様々なアプローチで解明していく。個々人の遺伝子は絶対なものではなく、発現の仕方で結果は変わり得る。昨日の私と今日の私は同じではなく、私の本質は一貫してはいない…。時には、曖昧な自分も許されるかも。2024/11/14

kawa

27
永年、仏教的信念の肝である「空」や「唯識」と言うテーマを追っかけしているので、「心は存在しない」と言う本書は親和的。脳科学者の立場からの問題アプローチが個人的には大変刺激的。とは言え、様々な角度からの論述で一読では消化しきれないところありの要再読書。2024/12/16

とも

16
心とは?この深淵な問いにひとつの回答を記した本。タイトルが衝撃的だがちゃんと納得できるアンサーになってる。 「生命は変わらないために変わり続ける」 「みんな違ってみんないい」ああ、コミュニケーションが楽しくなりそう。 この本は「心」について解き明かしてる。同様に立花隆「死はこわくない」では「死」について説いている。おすすめ。2024/12/08

わ!

12
とても面白い本でした。魅惑的(挑戦的?)なタイトルですが、養老孟司さんなら「心は脳の機能。例えば肺は取り出す事ができたとしても、肺の機能である呼吸は取り出すことなどできない。」などと一蹴してしまいそうな命題です。ただこの本では、心というものに対して、とても深く踏み込んで述べてくれています。その切り込み方や、視点の持ち方がとても面白いのです。そしてその途中に「生物にとっての無常は、なんのためか。すべては恒常性のためです。」などという魅力的な答えをあちこちに残しながら心を追求する冒険が繰り広げられるのです。2024/12/03

まどの一哉

6
読み終わっての感想はやはり心は存在しているんだなというものだった。例えばストレス応答が強い情動喚起となり感情を生成、生き残るための記憶が強く脳に刻印される。この強い感情が心を感じる時である。さまざまな外部刺激に対して自己を一貫して一定のものに保とうとするホメオスタシス。これが心が働いている状態である。2025/03/07

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