出版社内容情報
認知症ケアの第一人者が教える
おうちの介護が劇的にラクになるスゴ技集!
「何度も言ったでしょ!」
「そんな大事なこと、なんで忘れるの?」
「まだ夜中なのに起きてこないでよ......」
認知症の人と日々接していると、ついイライラして強く当たってしまうことがあるかもしれません。
あるいは、「こうしたほうが認知症が進まないはず」と良かれと思って突き離してしまうこともあるのではないでしょうか。
認知症の人には、その脳の特性によって、
得意なこと、苦手なこと、自分でできること、自分ではできないこと、があります。
介護する人も、認知症の人も、ストレスなく過ごしていくためには、
認知症ケアの科学的な知識を持って、伝わる言い方・接し方の「正解」を冷静に選んでいくことが重要です。
本書は、具体的な困りごとに対するコミュニケーションのコツを〇×形式で紹介していきます。
例えば、「もの盗られ妄想」には、「またまた、盗むわけないでしょ」と相手にしなかったり、被害妄想であることを認めさせようとしたりすると逆効果。「え?それは大変!」と一先ず驚いてあげるだけで、落ち着いて話を聞いてくれます。
そんな知っておくだけで介護がラクになるコミュニケーションのコツを
科学的な解説とともに詰め込んだ1冊です。
内容説明
置き忘れ、なくしものが多い、日付を忘れる・間違える、怒りっぽい・常にイライラしているなど、認知症の方の悩みごとをうまくケアする言葉がけが満載!言い方ひとつで介護が劇的にラクになる!こんな問題が一気に解決!何度も聞いてくる、怒りっぽい、片づけない、めんどうくさがる。
目次
序章 認知症ってどんな病気?(認知症の症状はダメージを受けた脳の場所で変わる;認知症が発症する原因 ほか)
第1章 年齢相応~疑い(置き忘れ、なくしものが多い;ものや人の名前が出てこない ほか)
第2章 初期(同じものを何度も買ってくる;お店で目当ての商品を見つけられない ほか)
第3章 中期(身なりがだらしない;季節に合わない服装をする。服の用途を間違える ほか)
第4章 後期(遠く眺めてボーッとしている;言葉がはっきりしない ほか)
著者等紹介
川畑智[カワバタサトシ]
理学療法士。熊本県認知症予防プログラム開発者。株式会社Re学代表。1979年宮崎県生まれ。理学療法士として、病院や施設で急性期・回復期・維持期のリハビリに従事し、水俣病被害地域における介護予防事業(環境省事業)や、熊本県認知症予防モデル事業プログラムの開発を行う。2015年に株式会社Re学を設立。熊本県を拠点に、病院・施設・地域における認知症予防や認知症ケア・地域づくりの実践に取り組み、県内9つの市町村で「脳いきいき事業」を展開。ほかにも、一般社団法人日本パズル協会の特別顧問に就任。年間200回を超える講演活動のほか、メディアにも多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。