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出版社内容情報
最終章突入!
彼女が彼女を殺すための物語、第10巻。
内容説明
「アカリは…日本に、帰りたい?」「メノウちゃんは、わたしに帰って欲しいの?」“時”の封印を超え、ついに復活したアカリ。しかし、再会の喜びも束の間、霧から解き放たれた万魔殿、そして“白”の勇者・ハクアの脅威はすぐそこまで迫っていた。世界を揺るがす“白”と“魔”の猛威。グリザリカ王国へ退避したメノウたちは、絶望的な戦力差を覆すべく策をめぐらすのだが―。蠢く“防人”、明かされる千年前の真実、揺らぐ少女たち。―それでも、決戦の時は容赦なく訪れる。「じゃあ、始めようか」少女たちは、歩き出す。―これは、彼女が彼女を救うための物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
【時】の封印を超え、ついに復活したアカリ。しかし、再会の喜びも束の間、霧から解き放たれた万魔殿、そして【白】の勇者ハクアの脅威が迫る第10弾。世界を揺るがす【白】と【魔】の猛威。グリザリカ王国へ退避し、絶望的な戦力差を覆すべく策をめぐらすメノウたち。【防人】が暗躍して、1000年前の真実も明らかになっていく中で、ハクアの過去の話だったり、メノウとアカリやモモの関係、そして実は生きていた意外な人物や、サハラの頑張りも良かったですし、記憶を取り戻したアカリと確かな変化を感じさせるメノウが迎える結末に期待です。2025/04/09
タイコンデロガ級
7
面白かったです。最終巻の一つ手前の巻だけあって色々な要素が収斂し解決・決着していきますね。『盟主』カガルマの正体と目的。ただの魔導素材として生かされてただけとかキツいですね…。『防人』に憑依されたアーシュナ殿下は大丈夫なのかと心配してたのですが、普通に自分の意思を保っていて流石すぎる。 と言うか、『防人』が1000年前の事の発端にも結構かかわってたんですね。 星骸によって送還された万魔殿は最後まで【魔】で在りました。 万魔殿の最後の足掻きからマヤを自分の意思で引き留めたサハラが「本当に、良かった」です2025/03/22
零崎夢織
4
時間が無いので登録のみ2025/04/27
よしのすけ
3
今巻は僕の推しのサハラが凄く成長しました。 今迄は自分の事しか考えられなかったサハラが初めて他人の為に行動しました、 これ迄はこの物語のお笑いキャラポジションだったサハラに泣かされるとは思いませんでした。 ヒューマンエラーの中で最凶の万魔殿を日本に送り返す事が出来たのは本当に良かった。 そして残るはハクアですが物語の後半は読み進める毎にハクアに同情してしまいました。 次巻でラストですがどう決着させるのかな? メノウとアカリに笑い合える未来は待ってるのでしょうか? ハクアも救われて欲しいな!2025/03/31
こいこい
2
ここまで積み上げてきた要素が集約し、問題を打倒していく。ミシェルやサハラたちの人間関係、星凱や万魔殿などの純粋概念と読み進めるほどにピースのはまっていくのが気持ち良い。異世界送還シーンのやり取りも印象深い。最後に過去を持ってきてアカリを取り巻く事情も清算がされそうで次巻が楽しみ。それにしたって我堂というか防人が諸悪の根源すぎる。2025/03/29