出版社内容情報
侯爵令嬢キーラ・ヴィ・シャンディスは、婚約者のレグルス王から婚約破棄を告げられたうえ、無実の罪で地下牢に投獄されてしまう。
失意のキーラだったが、そこにリュジーと名乗る悪魔が現れ「お前の人生をやり直すチャンスを与えてやろう」と誘惑。迷ったキーラだったが、あることを条件にリュジーと契約して人生をやり直すことに。
2度目の人生では、かつて愛されなかった婚約者に愛されるなど、一見順調な人生に見えたが、やり直した人生にどうしても納得できなかったキーラは、最初の人生に戻すようにとリュジーに頼むのだが……。
内容説明
侯爵令嬢キーラ・ヴィ・シャンディスは、婚約者のレグルス王から婚約破棄を告げられたうえ、無実の罪で地下牢に投獄されてしまう。失意のキーラだったが、そこにリュジーと名乗る悪魔が現れ「お前の人生をやり直すチャンスを与えてやろう」と誘惑する。迷ったキーラだったが、あることを条件にリュジーと契約して人生をやり直すことに。2度目の人生では、かつて愛されなかった婚約者に愛されるなど、一見順調な人生に見えたが、やり直した人生にどうしても納得できなかったキーラは、最初の人生に戻すようにとリュジーに頼むのだが…。
著者等紹介
川崎悠[カワサキユウ]
投稿サイト「小説家になろう」「カクヨム」で活動中。『反逆の勇者―テンプレクソ異世界召喚と日本逆転送』(GCN文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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菊地
2
やり直しものでたまに感じる「前世の記憶がないのは分かるんだけど、少しやり方を変えたくらいでここまでの掌返しをしてくるヒーロー役・友人連中にモヤっとする」という感情に応えるような作品だった。 発想はとてもいいと思うんだけど、途中から変に恋愛要素が入りこんできたりして、ピンとこない方向に物語が進んでいってしまった感じ。 「悪魔」の存在は傍観者としての舞台装置として割り切った方が良かったと思うし、「見返す」「かつての自分を認めさせる」という当初コンセプトをぶれずに描いた方がよかったと思いますね。色々と勿体ない。2023/11/13
blacktea
0
死に戻りものでいつも感じる「でも1度目で報われなかった事実は変わらないじゃん」というもやもやに訴えかける作品。web連載時に読んでひとかたならぬ感銘を受け、もう一回読み返したくなったところ書籍化されていたので購入したのに、なんと終わっていなかった。結局後半をwebで読むはめに。刊行されてから1年たつけど、これ続き出るのかね。コミカライズも始まってるらしいのに。大長編が打ち切りになるのはまだ仕方ないと思えるけど、完結してから書籍化なのに途中で終わられるのはなんか納得いかないな。2024/11/13