出版社内容情報
・「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の違いは?
・アメリカの銀行が次々破綻している理由は?
・中国は社会主義なのか? 資本主義なのか?
・1980年代と2020年代の「1ドル=150円」は同じなのか? 違うのか?……など、経済のいまのニュースを起点に、社会人としてこれだけは知っておきたい「お金と世の中のしくみ」をわかりやすく解説する本。
「そもそもお金って?」「銀行の役割は?」「株って?」「資本主義と社会主義の違いは?」など、大人になったら今さら恥ずかしくて聞けない経済のきほん中のきほんについて、池上さんがとことん答えます。
素朴な質問から、経済のしくみが見えてくる!
仮想通貨やデジタル通貨などお金移り変わりや、日本の新しい経済の形についても、池上さんと一緒に考える1冊。
内容説明
経済の動きは解きほぐすとわかりやすい。これまで日本銀行は金利をほとんどゼロにして景気の回復を目指してきましたが、よくなりませんでした。ところが世界的なインフレの波が日本にも襲いかかり、物価が急激に上がりました。さまざまな商品が値上がりを始めると、「生活できない」という悲鳴が上がり、政府は給料を上げるように企業に働きかけます。この動きを見て、日本銀行もゼロ金利をやめようとしているのではないかと言われています。日本銀行が金利を少しでも引き上げれば、円安に歯止めがかかることが期待できます。こうして見てくると、日本経済にとって大きな飛躍につながりそうです。この本では、これらの経済の動き一つひとつを解きほぐして、やさしく解説しています。
目次
第1章 新しいお金のかたち―「塩」から「デジタル通貨」へ。お金の移り変わり
第2章 銀行は絶対安全なのか?―アメリカで銀行が次々と破綻した理由
第3章 資本主義って何?社会主義って何?―中国独自の「社会主義市場経済」とは?
第4章 世界的値上がりの原因―世界の経済活動が活発になっている
第5章 なぜ景気は良くならないのか?―1987年と2023年の「1ドル=150円」はどう違うか?
第6章 日本が目指す新しい経済のかたちとは?―めざせ!成長と分配の好循環
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広く人気を得る。2005年3月、NHK退職を機にフリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活動。名城大学教授、東京工業大学特命教授など、6大学で教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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