出版社内容情報
「ひとりの老後を応援する会」の代表・松原惇子さんが、
いろんなおひとりさまのお金や住まい事情、暮らしの様子に迫ります。
貯金0円でも年金少しでも、賃貸アパートでも持ち家でも施設でも。
お金があろうとなかろうと、住まいがどこであろうと、
おひとり女性たちはとてもイキイキ暮らしています。
「高齢で、ひとりで、お金がない」ことは決して不幸ではない。
手ぶらで生きるかっこよさ、身軽さ、清々しさ。
それぞれのおひとりさまの豊かで軽やかな生き方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
63
70歳からは、手ぶらでも幸せになれるし、幸せとは自分次第でどこでも、誰でも手に入れる事ができるよ、とのこと。親世代のことなので読んでみました。そうは言っても著者は若い頃から出版した本でそれなりにお金持ち。一般の70代が同じ心持ちでいられるかは、私が70代になってみないとわからないです。お金と健康な身体は必須だなと思いました。2025/04/09
とよぽん
49
「手ぶら暮らし」がどのような状態を指すのか、十人十色かもしれない。身軽な気分、という感じだろうか。年末に67歳になる私は、まだ現役で働いていたころの仕事関係の物が一部屋を占めており、早く処分しなければと思いつつ。家は、実家の解体や名義変更などで苦労したので賃貸が気軽だと思う。(実際は今、夫名義の持ち家に住んでいる)松原さんが取材した一人暮らし高齢女性の皆さんは、「ひとり」の自由を心から楽しんでいる。私もそうありたい。家や人間関係や世間の義理などに縛られて生きるのはもうイヤだ。2025/08/09
harumi
19
「老人は老人が嫌いだ。人は幸福な人が嫌いだ。好きなのはこの自分だけ、許せるのはこの自分だけ」という著者の言葉は多くの人の本音だと思う(なかなか言えないが)。年をとることは辛いこと。病気したり怪我したり記憶力が悪くなったり。でも悩もうが後悔しようが老い先短いのだから毎日を大切に楽しく生きよう、というのが著者の主張で、でもたいていの高齢者はすでにそうやっているよね、と思った。最も難しいのは自分がもう老境だと自覚すること。著者は77歳になってもまだ自分は高齢者ではないと思っていたようだ。私もそうなりそうで怖い。2025/09/19
カタコッタ
17
手ぶら、といっても物を少なくする本ではありません。後ろ向きになる気持ちが無く、颯爽としている様に見えるシニアたち。これが気持ち良い老後の生活なのかも。家がなくても、貯金が無くても後悔してません。生活力があるせいか、おひとりさまの楽しそうな老後です。孤独が意外にも良さそうです。元気出ました。2025/06/06
りょう
6
最近、高齢一人でURなどに住んで物も少なく年金暮らしで幸せだ、というような本や記事がやけに目に付くのは、あたしだけかなあ。幸福感は主体的なものなので、条件を整えればなるのではなく、生き方そのものだから、どんな条件でも幸福感を得ることは人により可能ということはわかる。お金じゃない、家族じゃないといいながら、別の条件を提示しているようにも見えるけど。2025/01/30
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