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出版社内容情報
悪夢のような事件が過ぎ、平和な日常を送っていた冷堂紅葉と天内晴麻。
だが、ある日、今度は冷堂の旧友たちが殺されてしまう。
「犯人を……必ず突き止めます」
「あぁ、俺と冷堂ならできるさ」
不死探偵と普通の相棒。
真相究明を決意する二人だが――。
【同時刻連続殺人。喫茶店の密室。ダイイングメッセージ。
ショッピングモールの爆破。そして冷堂父の不可解な死。】
連鎖する事件。付き纏う死の影。運命のいたずらか、それとも……。
「生きてほしいです。一秒でも長く」
謎めいた事件に挑む学園ミステリ、衝撃の結末が待ち受ける第二弾!
内容説明
十月■日。文学研究会に所属する俺・天内晴麻は校舎で死体を発見する。彼女は冷堂紅葉の旧友だった。「犯人を…必ず突き止めます」「あぁ、俺と冷堂ならできるさ」不死探偵と普通の相棒。二人は真相究明を決意するが―。“喫茶店の密室。同時刻連続殺人。ダイイングメッセージ。ショッピングモール爆破。冷堂父の不可解な死。”連鎖する事件。付き纏う死の影。運命のいたずらか、それとも…。「生きてほしいです、一秒でも長く」謎めいた事件に挑む学園ミステリ、衝撃の結末が待ち受ける第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
67
「生きてほしいです、一秒でも長く。(帯より)」・・・天内くんの能力、ひとが死んだ後にしか戻れないんだよな。時系列は「わたどう」放映中だと(名前出してないけど言動突っ込まれてるの笑う)判明。いや、喫茶店の密室はトリックより刑事さんの変貌に驚いたものの、それ以後の展開も驚きの連続。デビュー作で自然と高くなったハードルを何故主人公達の周りで事件が起きるのか含めてやすやすと乗り越えて来た(じゃあ密室だらけなのも・・・?)。犯人と被害者を免れた新キャラ達こぞって全員レギュラー化するなこれ・・・。2023/12/28
オセロ
39
喫茶店での女性店員密室殺人事件、孤児院で冷堂と共に過ごした双子が別々の場所で殺されるという不可解な密室殺人事件、そしてショッピングモール爆破事件。一見すると何の関係のない事件の先で晴麻達に待つものとは…。今回の事件も本格的でありながらもトリックはこの作品ならではのもので読み応えがありましたし、合間でのラブコメ展開はシリアスな事件との塩梅が絶妙。そして晴麻が一連の事件と冷堂の父親の不審死に連なる違和感と、彼ら忍び寄る敵の存在に気付いたことで今後の展開から目が離せませんね。2023/11/14
よっち
37
悪夢のような事件も過ぎて、ようやく平和な日常に戻った冷堂紅葉と天内晴麻。しかしある日、今度は冷堂の旧友たちが殺されてしまい、不死探偵と普通の相棒が再現不可能な殺人事件に再び挑む第二弾。二人が訪れた喫茶店で起きた密室殺人事件、転校してきた双子の旧友たちが巻き込まれた同時刻連続殺人事件。ショッピングモール爆破と冷堂父の不可解な死。魅力的なヒロインたちを上手くストーリーに絡めつつ、こだわりが感じられる部分もいろいろありましたが、異能を絡めてはいるものの、必要な材料はきちんと提示されていてフェアなミステリでした。2023/11/13
サキイカスルメ
17
ミステリとしては、やはり「なぜ」よりも「どうやって」のお話なんだなと。 主人公とヒロインの仲良しなやり取りがとっても良かったです! キスの能力でそんなラブ表現ができるかと驚きました。好き。 盛りだくさんで面白い2巻でした。2023/11/16
椎名
15
割とインフレした感は否めないが、何故主人公/ヒロイン周りで事件が起こるのかというミステリのどうしようもない命題を「異能力者やその周囲が狙われている」とすることで納得させたのが上手いですね。そこから細々とした事件を解き明かしつつ異能力者を狙っているものがどういう理由や目的を持ってそうしているのか、という大筋に近付いていくこともできるし、異能力という設定にも意味が生まれる。能力発動するのわかってるのにキスしちゃう冷堂さん、これでまだ付き合ってないのは無理がありますよ!2023/12/12
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