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出版社内容情報
GA文庫大賞《銀賞》受賞!
私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん。
七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉(れいどうもみじ)が転校してきた夏の日、
クラスメイトが殺された。密室殺人だった。
「私達で事件を解決しましょう、天内くん」
「まるでミステリ小説の名探偵みたいだな」
廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻(あまないはるま)は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。
そして冷堂も殺された――はずだった。誰にも解かれることのない究極の密室で。
「私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん」
不死探偵と“普通”の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕!
事件の真相に迫る時、君と最後の××をする。
内容説明
七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、クラスメイトが殺された。密室殺人だった。「私達で解決しましょう、天内くん」「まるでミステリ小説の名探偵だな」廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。そして冷堂も殺された―はずだった。解かれることのない密室で。「私を殺した犯人を見つけて下さいね―探偵さん」不死探偵と普通の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕!第15回GA文庫大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
43
謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた七月の夏の日。密室でクラスメイトが殺されて、廃部寸前の文学研究会に所属する天内晴麻は、転校生に事件の調査を依頼される学園ミステリ。二人で周囲の関係者に当たり事件を調査してゆく過程で、なぜか誰にも解かれることのない究極の密室という形で殺されてしまう冷堂。二人がそれぞれ持っている異能をうまく掛け合わせて、事件解決に向けて試行錯誤するアプローチが斬新で、捜査を進める中で秘密を共有する二人の距離感も少しずつ変わっていって、そのポテンシャルの高さをどう昇華させていくのか続刊に期待。2023/07/13
オセロ
43
廃部寸前の文学研究会に所属する天内晴麻。そんな晴麻のクラスに謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、体育館で起きた密室殺人事件。被害者の男子生徒の手には何故かブラジャー。体育館の密室殺人事件をはじめとした3つの密室の謎に晴麻と紅葉が挑むミステリー。 この作品の良いところとして晴麻も紅葉がもっている異能を使って事件を解決するのではなく、あくまで状況整理などに使っているところですね。そして肝心の密室事件のトリックは巧みで唸りました。紅葉の願いを晴麻は叶えることが出来るのか、期待の新シリーズですね。2023/07/13
わたー
34
★★★★☆究極の密室だと言うものだからかなり期待値が高かったのだが、いざトリックが明かされてみるとどうも釈然としない感じが残ったなあと。主人公の通う高校で起きた殺人事件を含む3件の密室の真相を追っていくライトミステリ。主人公がタイムリープ能力者で、取り返しのつかない致命的な状況の打破や、事件の調査のために能力を駆使する点は、ただの一般人である主人公を探偵たらしめる要素としてはアリ。気軽に能力を多用できない制約もあって、ミステリの核である謎解き部分を阻害するものではなかったし。 2023/07/15
geshi
24
ライトノベルとミステリの両立をうまくとった作品。1作に3つも密室入れるのは作者を意気込みを感じるし、謎の検証もしていてしっかりとしたミステリ。主人公の特殊能力にかこつけたイチャイチャとセクシー要素でメインヒロインの可愛さをこれでもかと見せるラノベらしさも充分。「体育館の密室」は正直ラノベミステリだからこんなものかと思ってしまったが、「更衣室の密室」の困難の分解とそこからの犯人特定や、「文化研究室の密室」の不死設定を活かしたトリックには感心した。活かされてない設定は次作以降で使うつもりなのかな。2025/04/12
みやしん
20
死なない転校生がグイグイ来る。何らかの事件が起きた時、往々にして主人公があちこち首を突っ込んで推理を閃かせるのが常道だが、同時に特に被害者周辺の家族や友人だってそれぞれ思うところはあるわけで、当たる当たらないは別でも主人公だけが犯人に辿り着けない道理はない。そういう意味でも本作は多角的な群像劇でもある。しかし、主観もよく変わっているけどそれが誰になったかは文脈から察しないといけないからちょっとラグが発生。主人公達の異能が突拍子もない使い方だったのはとても安堵できた。爆乳パラダイス。2023/08/19
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