出版社内容情報
芸術、即、人生。人生、即、芸術。
50年も前に書かれたはずなのに、今も新しい。
岡本太郎の芸術観・世界観・人生観がここにある。
誰にでも通じる、よりよく生きるための
「芸術家精神」を語った太郎の原稿を、
すでに絶版となっている本や、新聞連載としてのみ発表された
今ではなかなか読めない稀少なものを中心にまとめました。
推薦:山口一郎(サカナクション)
プロデュース・構成:平野暁臣(岡本太郎記念館館長)
内容説明
かならずしも自分で筆を握り絵具を塗ったり、楽器をいじったり、あるいは原稿用紙に字を書きなぐったりしなくても、十分に創造の場はある。創造するということは、なにかものをつくることばかりではない。生きがいをどのようにあふれさせるか、自分の充実した生命、エネルギーをどうやって表現していくか。それは実際の形、色、音にならなくても、心のなかですでに創作が行われているのだと考えていい。
目次
序章 そもそも芸術ってなんだ!?
第1章 道なき道をゆく人生こそが芸術だ
第2章 ほんとうの芸術家精神を持て
第3章 ただ衝動がある、手段はなんでもいい
第4章 つくらなくても芸術家だ!
第5章 人はどうして芸術に感動するのか?
第6章 伝統も創造も超えてゆけ
第7章 忘れたくない日本の芸術
第8章 私は挑んだ、さて君たちは?
著者等紹介
岡本太郎[オカモトタロウ]
1911~1996年。1929年に渡仏し、『アプストラクシオン・クレアシオン(抽象・創造)協会』に参加するなど、30年代のパリで前衛芸術運動に参画。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと行動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。50年代後半には日本各地を取材し、数多くの写真と論考を残した。70年大阪万博のテーマプロデューサーに就任。太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年に没した後も、若い世代に大きな影響を与え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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