ＧＡ文庫 理系彼女と文系彼氏、先に告った方が負け

徳山 銀次郎【著】

ＳＢクリエイティブ（2023/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 288p／高さ 15cm
• 商品コード 9784815617967
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

理系一位の東福寺珠季と文系一位の広尾流星の秀才カップルには秘密がある。成績優秀な二人が恋人だという噂が学校中に広まったせいで、本当は恋人の演技をしているだけ。
一位ゆえのプライドから今さら嘘だとは言えず、「つまらん堅物の理系女子め！」「この非合理的な文系男子！」と裏で見下し合うが、実際は互いの本音が気になって仕方ない!?
だが本当のカップルになるため、先に告るのはプライドが許さない！　あの手この手で好きだと言わせようとするうちにさらにお互いを意識してしまい……？
「「そっちから告るなら本当に付き合ってあげないこともない（わ）！」」

内容説明

理系一位の東福寺珠季と文系一位の広尾流星の秀才カップルには秘密がある。成績優秀な二人が恋人だという噂が学校中に広まったせいで、本当は恋人の演技をしているだけ。一位ゆえのプライドから今さら嘘だとは言えず、「つまらん堅物の理系女子め！」「この非合理的な文系男子！」と裏で見下し合うが、実際は互いの本音が気になって仕方ない！？だが本当のカップルになるため、先に告るのはプライドが許さない！あの手この手で好きだと言わせようとするうちにさらにお互いを意識してしまい…？「「そっちから告るなら本当に付き合ってあげないこともない（わ）！」」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

噂が学校中に広まったせいで本当は恋人の演技をしているだけの、理系一位の東福寺珠季と文系一位の広尾流星の演劇部秀才カップル。演じているうちにだんだん本当にお互いのことを意識してゆく青春ラブコメ。文系と理系の対決が顕著な学園で、一位ゆえのプライドが邪魔して今さら嘘だとは言えず、裏で見下し合う一方で実際は互いの本音が気になって仕方ない二人。彼らの偽装カップルっぷりを観察する演劇部の後輩コンビに振り回されたりもしながら、ドキドキを積み重ねて微笑ましい気持ちにさせてくれるツンデレケンカップルのこれからが楽しみです。

2023/04/13

[オセロ]

文系トップの成績を誇る広尾流星と理系トップの成績を誇る東福寺珠季。2人が演劇部でやる告白の場面を練習しているところを目撃され、付き合い始めたと噂が流れ出し、引っ込みがつかなくなり、偽装カップルを演じることになった事で2人の心境が変化していく青春ラブコメ。 偽装カップルとはいえ恋愛初心者なのにプライドの高さから素直になれない駆け引きや演劇部の仲間達や流星の幼馴染が状況をどんどん面倒臭くしていくのにそのおかげで今まで気付くことが出来なかった互いの魅力が見えてきて。そんな2人のこれからが楽しみです。

2023/04/13

[しぇん]

恋愛勝負というと某告らせたい漫画をつい、連想してしまいます。まぁ、既にお互い好きなのがみえている二人の偽装カップル物語でしたが、頭良いのにポンコツな2人が可愛くて良かったです。周りも、全て見透かして遊んでるやばい後輩や、色々アウトな幼馴染など中々濃いキャラが多くて良かったです

2023/04/18

[真白優樹]

合併後、文系と理系が水面下でいがみ合う高校で、二つのクラスの橋渡しとなる偽装カップルな少年と少女が恋の攻防戦を繰り広げる物語。―――素直になれぬ攻防戦、勝ち筋は折れなきゃ掴めない？　コメディが多めに盛り込まれたラブコメであり、まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような賑やかな面白さがある、賑やかさの中にある素直になれぬ恋が魅力的である物語である。素直になれぬ攻防戦、果たしてどちらが先に折れるのか。まだ心に秘めて言えぬ、素直になりたいと言う思いはいつか叶う時が来るのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。

2023/04/15

[しん∞ＳＨＩ−Ｎ]

【恋愛とは演技する事、騙し騙されの攻防戦】理系一位の少女と文系一位の少年が学校の繁栄の為に偽装恋人を演じる事で、態度とは裏腹に惹かれ行く物語。恋愛とは演技をする事だ。己や相手の理想、周囲の願望。そんな理想という名の偽りを演じ続ける。そして、内に秘めた互いの本心を知られぬように、取り繕い、出し抜き、騙し合う。しかし、必死で取り繕った演技もやがて破綻する。その結果を敗北とするのか勝利とするのか?珠季と流星は同じ演劇部に所属しながらも、己の矮小なプライドが邪魔する中で。素直になる為の一進一退の攻防が始まるのだ。

2025/03/20