出版社内容情報
話しやすい人だと思われるためには?
疎いテーマの時はどうする?
脱線した話の戻し方…etc.
初対面、歳の差、大人数、オンライン
どんな人にも、どんな場面でも通用するコミュニケーション術
内容説明
対話力を磨けば、人生は変わる。「話しやすい人だと思われるためには?」「疎いテーマのときの対処法」「脱線した話の戻し方」「話す気が萎える言葉や態度」「歳の差がある相手への接し方」。どんな人にも、どんな場面でも通用するコミュニケーションのすべて。
目次
序章 対話をめぐって(「対話が苦手」では済まされない;「対話力」が求められる時代に ほか)
1章 対話を始める(受け手がいなければ対話は成立しない;よい対話は目で話す、目で聞く ほか)
2章 対話を深める(「~と言えば」方式で対話を続ける;対話における否定をどうとらえるか? ほか)
3章 対話を磨く(対話における文脈力とは?;同じことを言い続けることのメリット ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book & Travel
25
インタビュアーとしての経験豊富な阿川氏と、言葉やコミュニケーションに関する著書の多い齋藤氏の対談本。面談やヒアリングの参考になるかと思い手に取った。会話と違い、対話は真実を明らかにしたり、新しいものを生み出したりするために行うクリエイティブなもの。そのためには言いたいことを言い合うだけでなく、相手の感情にも配慮し建設的な流れを作る工夫も必要である。対談本なのでやや脱線する所はあるが、名手の二人だけあり参考になる話も多かった。特に「~と言えば」で対話を繋ぐ、結論ありきで進めない、あたり心に留めておきたい。2025/01/16
Eric
12
対話を進める上でのヒントを得られる一冊。阿川佐和子氏の『話す力』と少し内容は重複する。対話を通じて「気づき」を得る、そして対話は「人生の花」と言うのは言い得て妙。相手の話に一回乗っかること、そして文脈力を磨くことを実際の会話に取り入れたい。2024/08/11
ポメ子
5
対話をスムーズにする方法を学べて楽しかった。共感する所も多々あり、話題の出し方など、この本に記されていた事を思い出して実践したいと思う。2023/08/10
玄米茶
5
対話のプロ2人の共著で、会話でもない雑談でもない「対話」について、対話形式で書かれている。すらすら読める。対話は話合いで内容を深めてなにかに気付き知的快感を伴う。テクニックが満載。「〜といえば」や目でコミュニケーション、相槌、否定の仕方、質問、褒める、セクハラを気にしすぎない。阿川さんは一部「聞く力」と重複する。人間関係がストレスになる現代、参考になること請け合いである。★★★☆☆2023/03/13
luckyair
4
対話をすることに長けた2人の対談。議論を参考にしたい部分はあるが、常人が真似するのは難しい。浅いテクニックほど会話の興をすぐものはないなあと。対話で誰かを仲間外れにしない為に、黙っている人に対してさりげなく説明することは優しくていいと思った。また、自慢話を抑えてとにかく相手のことを聞く、時代の変化が大きい現代では、かつてのように説教が成立しにくいことなどは確かにと思った。正論は「それを言っちゃあおしまいよ」で会話が終わる一方、現実がおかしいこともままあるのでバランスかな。近頃の若者はという記述は??★★☆2023/03/21