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出版社内容情報
アースワルド帝国の皇位継承戦も決着し、ようやくナトラ王国にも平穏が訪れたかに見えた。
だが、ナトラ王国と、その王子であるウェインには、さらなる試練が待ち構えていた。
帝国の皇位継承問題をも凌駕する、ナトラを根幹から揺るがす大波乱。
シリーズ第12弾、ここに開幕!
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。
帝国は安定を取り戻しつつあり、
西側からはカルドメリアが来訪するなど、
ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。
そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じる――フラム人による独立国家。
そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。
内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。
「――お兄様、今いいかしら?」
思い詰めたフラーニャから発せられたひと言が、ナトラを揺るがす。
ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒濤の第12弾!
内容説明
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。帝国は安定を取り戻しつつあり、西側からはカルドメリアが来訪するなど、ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じる―フラム人による独立国家。そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。「―お兄様、今いいかしら?」思い詰めたフラーニャから発せられた一言が、ナトラを揺るがす。ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒涛の第12弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
36
長きに渡った帝国の王位継承問題がひと段落したのも束の間、フラーニャがウェインにナトラの王になると宣言し、その水面下でフラム人の独立運動が没発する今回の物語。 二ニムがフラム人の始祖の子孫だと分かり、独立に躍起になるフラム人達と現実問題の間で板挟みになる二ニム。そんな二ニムとウェインの出会いは尊いものでしたけど、予想外のラストには驚きましたね。 カルドメリアの狙いは何なのかなど、続きが楽しみです。2022/09/15
よっち
33
帝国の皇位継承戦も決着し、ようやく平穏が訪れたかに見えたナトラ王国。しかしウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められる中、ナトラ国内に新たな動きが生じる第十二弾。帝国は安定を取り戻しつつあり、民を憂うフラーニャからの宣戦布告、西側からはカルドメリアが来訪、フラム人の独立運動。ニニムとウェインとの出会いも描きながら、フラム人の動きにも無関係ではいられないニニムの複雑な想いが揺れ動く激動の展開で、毎回斜め上の展開が続く中で、予想もしなかった衝撃的な幕切れには愕然としました…。続きが早く読みたいです。2022/09/13
わたー
27
★★★★★ページ数は薄いのになんでこうも毎回毎回内容が濃いんだ…帝国のお家騒動が一段落し、ようやくナトラへ帰ったきたウェインたち。しかし、国内の問題が束になって襲い掛かってきて…といった内容。限られた選択肢の中で常に最善を選び続けてきたというのに、その結果がこれなのか…これまで張り巡らされていた伏線をここぞとばかりに回収するフラーニャからの宣戦布告に、フラム人の独立運動。更にはカルドメリアも出張ってきていて状況はより混沌へ。常に不穏な空気が漂っていたためか、2022/09/20
如水
18
感想は『やっと追い付いた~。後は新刊待ち。』内容も多分かつて無い程波瀾に満ちた展開で終わっており、次巻を3年待ち(もしこの巻を新刊で読んでたら)…って待てるかいっ!と言う所で終わってます。もしかして作者、結びをかなり悩んでいるのか?と今だから思える程。ウェインとフラーニャの『国の在り方』が根本的に違う事が明白化されたのと、ニニムとの出会いが描かれているんですが、あっ!!だからこの巻で描いたのね…と言う事も分かります。全ては思想とすれ違いの連続で…本巻は最終ページに起因する、と言ってもいい位🤫2025/04/03
げんごろう
18
平穏なナトラ王国の根幹を揺るがす大波乱が勃発。 フラーニャの決意、そして二ニムの苦悩とくすぶっていた火種が一気に燃え広がってきた感じでどう収拾つけるのか全く予想できない。 そして衝撃のラストで更に追い討ちをかけられた。 早く続きを読ませて下さい…。2022/10/15