SB新書<br> 生まれが9割の世界をどう生きるか―遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

SB新書
生まれが9割の世界をどう生きるか―遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月03日 17時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815615888
  • NDC分類 467
  • Cコード C0245

出版社内容情報



安藤寿康[アンドウジュコウ]
著・文・その他

内容説明

子どもに親は選べない、どんな環境に生まれるかは運任せ。「親ガチャ」という言葉には、遺伝と環境がすべてならば、努力することに意味はないといった若者の諦念がある。遺伝が、あらゆる要素に影響するのは事実である。しかし、だからといって人生に意味がないわけではない。行動遺伝学の第一人者による自分らしく、幸福に生きるためのヒントとは。

目次

第1章 遺伝とは何か―行動遺伝学の知見(勉強もスポーツもパッとしません。スクールカースト上位の人が羨ましい。結局、そういう才能って全部遺伝じゃないんですか?;子どもの頃からピアノを習っているけど、親が「練習しろ」とうるさく言うせいでイヤになってきた。親も楽器なんて弾けないのに。どうせ音楽の才能も遺伝なんでしょ? ほか)
第2章 学歴社会をどう攻略する?(少々無理してでも、偏差値の高い中学校に行った方がよいですか?;先生ガチャに外れて、学校生活は暗黒です。 ほか)
第3章 才能を育てることはできるか?(子どもの時にはできるだけたくさん習いごとをさせた方がよいのでしょうか?;やっぱり田舎にいるより、都会に出た方が何者かになれるチャンスは増えるんじゃないですか? ほか)
第4章 「優生社会」を乗り越える(知能が高いほど、収入の高い仕事に就けるのでしょうか?;女性の賃金が男性よりも低いのは、女性の能力が低いからなんですか? ほか)

著者等紹介

安藤寿康[アンドウジュコウ]
1958年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学文学部教授。博士(教育学)。専門は教育心理学、行動遺伝学、進化教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kan

33
タイトルに期待しすぎた。要するに遺伝と環境が9割、だから人と比べずに自分の内なる声に耳を傾け、好きなことを見つけましょうという話。教育現場で働く者としては、非認知能力は変えられないとするところに衝撃を受けた。非認知能力は「能力」ではなくパーソナリティであり、訓練で変化させられないと本書にはあるが、レジリエンスやgrit、共感性などは思春期に疑似社会である学校での仲間との経験で育まれ、自己の核となる自信を裏付ける経験と記憶として残ると信じて現場に立っている。教育効果がないのならば楽というか残念というか…。2023/06/04

香菜子(かなこ・Kanako)

23
生まれが9割の世界をどう生きるか 遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋。安藤寿康先生の著書。政治の世界では二世政治家や三世政治家が圧倒的に有利という研究者の研究を見たことがあります。それはきっと政治の世界だけではなくてどの世界でも同じこと。遺伝と環境による不平等な現実を嘆いたり敵視しても何も始まらない。遺伝と環境を簡単に変えることはできないから。遺伝と環境による不平等な現実を受け入れてその中でできることをすること。2022/12/16

チャー

21
本書は教育心理学、行動遺伝学を専門とする著者が個人の能力の差異や発現の仕組みなどについて解説している。様々な研究成果も引用されておりなるほどと感じる部分も多い。才能は遺伝するといわれるが、そもそも生まれるためには両親の遺伝子がもとになっており、その組み合わせで良いところも悪いところも少しづつ引き継ぎ、それにより脳の仕組みや身体能力などに得手不得手が生じるという仕組みは確かにと感じた。能力の良し悪しは社会が求める状況によって決まる側面もあり、育つ環境の影響もあるが生かせる環境との出会いも大切であると感じた。2023/06/01

Satoshi

16
橘玲の著作に始まり、最近ブームな行動遺伝学の専門家による著作。Q&A方式で進むが、前半はいまいち共感できなかったが、後半の超知識社会についての見解とAIのできない隙間仕事についての記載は同意できる。2022/11/14

九曜紋

16
これを「絶望の書」ととるか「希望の書」ととるかは難しい。遺伝と環境が支配する残酷な現実の中においても一筋の光明が見い出せるのか見い出せないのか、著者も故意に曖昧な記述をしているようにも感じ取れるからだ。私自身の人生を振り返ってみると、「家貧しうして孝子出づ」、「努力に優る天才なし」という格言を実践すべく生きてきた面があるので、遺伝ガチャ、環境ガチャこそすべて、という世界観は正直寂しい。2022/10/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20069449
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。