出版社内容情報
幼い頃に、とある高貴な女性に「悪役令嬢」のレッテルを貼られて、貴族社会で孤立してしまったオティーリエ。
苦しい立場で耐え続けながら、王族や貴族の子女が入学する学園に入ることに。
年々酷くなる周囲からの対応に耐えながら、オティーリエは学生生活を続ける。なぜなら――
学園内で婚約者が見つからなければ、オティーリエは貴族の地位を棄てて平民になる約束を両親と取り付けていた。
内容説明
私の名前はオティーリエ・シェフィンコ。高名なシェフィンコ公爵家の一人娘にして―自他ともに認める嫌われ者である。あれは五歳の、初めて公のパーティーに参加した時のこと。私はそのパーティーで貴族社会から拒絶された。理由は、未来の王太子妃に「悪役令嬢」と断罪され、一方的に忌避されてしまったから。以来、孤立し続けてきた私だが、貴族の子息令嬢が通う学園に入学することに。そこで私は、謎多い男子留学生と王太子妃の寵愛を受ける「運命」の少女と出会う―「嫌われ者だろうとも、公爵令嬢ですもの。その名に恥じない振る舞いをしたいだけですわ」これは理不尽な悪意と謂われない悪評に晒されながらも、気高く生きる令嬢の成長物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dorimusi
6
これも悪役令嬢転生モノといえばそうなんだけど転生者は悪役れ上ではない上に権力ある地位。そんな人が悪役令嬢を子供の時から排除するとどうなる?てアイデアで書かれた感じ。この作者こういうちょっと外した設定が好きなのか? わけわからず排除される側はキツイなぁと思いつつ読んだけど、まぁおかげで性格変わって意外といい話しになってるのでそこそこおもしろい。2024/05/18
starly
6
幼い子供時代の主人公、オティーリエは我儘で傲慢で誰からにも好かれる要素の無い嫌われ者。何故嫌われてるのか理解してないオティーリエが性格を見つめ返し改める事で数年後には他人を思いやりのある性格へ。だが、過去の性格を知ってる人だったり噂が噂を呼び、性格を改めても様々な要因が重なり嫌われ者のまま。やはり人の信頼を得るのは難しい。親も我が子可愛さで叱らなかったのも原因ではあるが状況を変えたいと行動に移したオティーリエは凄い。学園生活で新たに友人も出来、友人から恋愛へと発展したらと思うとこれからの恋愛要素に期待。2022/05/14
ちゃか
4
シェフィンコ公爵家の娘として生まれたオティーリエ。 幼少期は我儘娘、さらに誰しもに慕われる王太子妃ルイーゼが彼女に近づくなという趣旨の発言をしていたことが原因で貴族社会で避けられていた。 父母は味方だが、兄はルイーゼに与している。そんな状況に気が付いて一度は泣いてしまったりもしてましたが。親身にアドバイスをくれる使用人がいて、少しずつ改善していって味方を増やして行けたのは良かった。 ルイーゼ一派の思い込みは年々激しくなってましたけどね……。2022/12/04
坂上佳枝
2
1巻完結にして欲しかった…読後感悪いまま終わった(/ _ ; )2024/02/03
tomoaoso
2
主人公のオティーリエがいい子で好感度大。読み終わった後に、古き良き少女小説を読んだ感じがした。 悪役令嬢物を読んでいるとこの世界の謎が途中からわかってくるけど、面白い。 2022/07/11
-
- 和書
- パソコンと会計監査