GA文庫<br> ルーン帝国中興記―平民の商人が皇帝になり、皇帝は将軍に、将軍は商人に入れ替わりて天下を回す

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GA文庫
ルーン帝国中興記―平民の商人が皇帝になり、皇帝は将軍に、将軍は商人に入れ替わりて天下を回す

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  • サイズ 文庫判/ページ数 369p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784815609474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「俺たちはただ、生まれる場所を間違えただけさ――」
皇帝。将軍。商人。
三人の英雄は互いの姿と立場を入れ替えて、己の天分を開花させていく!
いざ、帝国を大改革へ! 三英雄共鳴のシャッフル戦記開幕!!

それは、奇跡の一夜の物語。
商人、皇帝、将軍が一つの酒席で議論を交え、互いの立場を批難し、最後に声を揃えてこう言った。
――だったら、おまえが代わってみろ!
売り言葉に買い言葉で、立場を入れ替える三人。
帝室に伝わる秘伝の魔法を使い、その夢物語を現実のものとしたのだ。
そしてその夜をきっかけに、滅びかけの帝国で終わらない復活劇が始まった!
「じゃあ俺、今日から皇帝やりまーす!」
商人セイは皇帝となり民が富む善政を敷き。
皇帝ユーリは帝室魔術を戦場に持ち込み。
将軍グレンはその剣で市井の平和を守る。
そう。彼らは今、ここでこそ輝けるのだ!
己の真価を発揮させ、適材適所に響き合う三英雄共鳴のシャッフル戦記、開幕!!

内容説明

皇帝ユーリが杯を片手に批判した。「この国の禍根は将兵の惰弱にある」将軍グレンは長き戦に疲れていた。「平民の如く安楽に暮らせれば…」商人で平民のセイが反論した。「安楽だって?お上が民を見捨ててるのがこの国一番の問題なのに?」最後に皆が声をそろえて言った。「だったらおまえが代わってみろ!」それは後世にいう奇跡の一夜―偶然、酒場で出会った三人は立場を入れ替え、滅びゆく帝国を蘇らせる!商人セイは皇帝となり民を富ませ、ユーリは帝室魔術を戦場に持ち込み、グレンは市井を蝕む既得権益を斬る。適材適所で己の真価を発揮させる、三英雄共鳴のシャッフル戦記、開幕!!

著者等紹介

あわむら赤光[アワムラアカミツ]
『無限のリンケージ』にて第一回GA文庫大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

39
商人と皇帝と将軍の3人が立場を変え、それが上手いことハマっちゃって~というファンタジー。全員20代の若造で老害には舐められたりしちゃうけれど、性格と立場がハマったら、3人とも大活躍ですよ、奥様。シリーズの1冊目らしいので、次も楽しみにしてますよ。2022/01/07

よっち

33
一つの酒席で運命の出会いを果たした斜陽の帝国に不満を抱える商人、皇帝、将軍。売り言葉に買い言葉で帝室秘伝の魔法を使い、立場を入れ替えて適材適所に響き合うシャッフル戦記ファンタジー。商人セイは皇帝となって民のための善政を目指し、皇帝ユーリは将軍として膠着する北部戦線の打開、戦場に飽いた将軍グレンは平穏な日々を求めて一年間その立場を替える展開でしたけど、それぞれがままならない状況に直面しながらも、三者三様の才幹で局面を打破してみせるストーリーはなかなか痛快で面白かったです。これは続巻に期待の新シリーズですね。2021/12/13

わたー

30
★★★★★面白かった。緩やかな衰退期を迎えている大国に属する商人/皇帝/将軍の青年たちが、酒の席を共にしたことで現状の不満をぶつけあい、それぞれの役割を交換してしまうことから始まる戦記ファンタジー。所謂、「王子と乞食」系の亜種で、才はあるのに身分のせいで燻っていた人物たちが、新天地でその才を遺憾なく発揮する姿は爽快で非常に良かった。特に皇帝になった商人が、国を腐らせる佞臣と政治にしゃしゃり出てくる生臭坊主を相手に、相手の応手を全て読み切ったうえで最上の結果を得るという鮮やか過ぎる手腕には舌を巻いた。2021/12/14

nishiyan

23
黄昏の時を迎えた帝国を舞台に、ある晩、偶然に居酒屋で出会った商人セイ、皇帝ユーリ、将軍グレンがお互いの立場を入れ替え、適材適所で真価を発揮するシャッフル戦記。商人と皇帝、皇帝と将軍の交換後は何となく想像がついたのだが、将軍グレンが商人となって日々の暮らしを営みながら、いざというときは市井の人のために無双する姿は意外でかつ爽快で良い。彼が自己肯定感が低いというのも面白い。セイの妹ナーニャの存在が陰謀や血なまぐさくなりがちな物語に笑いをもたらしているのが心地よい。内憂を片付け、いよいよ外患へ。次巻が楽しみ。2021/12/18

真白優樹

15
斜陽の時を迎えた異世界の帝国で、皇帝、商人、将軍の三人の男がそれぞれの立場を入れ替え、国を立て直す物語。―――新たなる戦いの場、そこで示すは燻る才。 立場を変える事で見えなかったものを見つめ、それぞれの場所で腐敗を正していく。そんなリビルド的な面白さのある物語であり、それぞれの視点を変えながらも圧倒的な力がそれぞれの場所で炸裂する、一種の爽快感がある物語である。宗教を叩きだし手に入れた内憂の無い国。続けては外患。果たして三人は迫りくる外患を打ち破れるのか。国の行く末とは。 次巻も勿論楽しみである。2021/12/19

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