出版社内容情報
日本人誕生の謎をさぐる
【累計5万部突破、第二回「弘栄堂ベスト~新書編」大賞受賞を受賞した
人気作が9年の時を経て新版として登場!】
「日本人誕生の謎」を探る旅へ出かけよう!
私たち日本人は、どのようにして生まれたのか。
700万年前に最初の人類でもある猿人がアフリカで誕生し、
そこからさまざまな淘汰を繰り返しながら、ホモ・サピエンスへと進化する。
そしてホモ・サピエンスはアフリカを出て、ユーラシア大陸に拡散し、
ついには日本列島にたどり着く──それは、果てしない時空を超えた壮大な物語だ。
これまで日本人のルーツについてさまざまな説が論じられてきたが、
人類学による最新の研究結果から、これまでの通説とは異なる新たな仮説が浮かび上がってきた。形質人類学研究における第一人者が、独自の切り口から日本人のルーツの謎に迫る!
内容説明
人類新700万年の時空を超えて、最新研究が解明した日本人のルーツとは?
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
53
化石に残された形質の違い、変異、統計、現在の其々の地域の人々の特徴などを駆使して人類に伝搬、そして現代日本人の誕生へとつながる。放熱の関係から熱帯適応すると体格は小さくなり寒冷地適応すると体格が大きくなる。髭は吐息で凍りつくので薄い方が寒冷地適応。ために日本人は概して髭が薄い。ではハゲはどうなのか、という一節も入りユーモアも忘れない。「すべての形質は関連している」と著者も書いているようにあらゆることが絡み合うのが進化の真骨頂なのだろう。2021/03/12
すしな
42
019-26.アフリカを旅立った人類が長い時間をかけて日本列島に到達し、そこで混ざり合いながら現代の日本人へつながっていく過程がとても興味深く感じられました。日本人は単一民族だというイメージを持っていましたが、北方・南方から複数のルートで来た人々が出会い、融合していった歴史を知り、多様性の上に成り立つ存在だと実感しました。また、古事記の天孫降臨や国譲りの物語が、弥生系と縄文系の交代や共存を象徴しているようにも思え、神話と人類史が重なって見える点が印象的でした。2026/03/12
雲をみるひと
31
人類の進化について、時代順に論じられている名書。現生人類がどのような系統なのか流れがよくわかることに加えフローレンス人の解説やネアンデルタール人と現生人類の対比や関係などの各論も充実している。後半部の日本人に関する記述は、未知なことが多いこともあり迫力に欠けるように感じることが少し残念。2021/12/28
オリーブ
30
第一章:人類にとって獲得した直立二足歩行により脳の発達で手を使えるようになることで様々な行動が可能になった。異種交配による少しのDNAの残存がその後に与えた影響、未熟な状態で生まれる為独り立ちまでに手がかけらることにより脳が発達。第二章:アフリカで生まれた祖先がボトルネック効果と道具の発達により寒冷地を含む他大陸へ移動・生息が可能になり現地に合わせた特徴的な姿顔形へ。第三章:アフリカから日本までの移動と氷期の終了のタイミングと植生の変化による定住生活。今後は環境の適応の必要がそれほどないかも?2021/02/20
gtn
29
人類の原型である新人ホモ・サピエンスが、旧人ネアンデルターレンシスよりも発祥を遡ること、新人と旧人が同時代を生き、DNA上、交配した事実も確認できること等、好奇心を満足させてくれる。人類は頭脳の発達と道具の使用により、環境に順応するための身体的進化は止まったらしい。後は退化のみ。2021/12/26




