出版社内容情報
ネットですべて完結する時代の新しい勝ち方
内容説明
「数字をとらなければいけない」「何者かにならなければいけない」「このまま今の会社にいていいのか?」と焦るのではなく、目の前のたった1人への「ギブ」からはじめよう。マッキンゼー、グーグル、リクルートなど、12社を歴任した著者による、どんな場所でも自分を活かす方法。
目次
序章 「組織から個人」の時代に本当に必要なこと
第1章 「ギブ」を仕事の基本にする
第2章 オンラインで自然につながりをつくる僕の方法
第3章 オンラインファーストの時代に自分の武器を見つける
第4章 変化の中で自分らしい生き方を設計する
第5章 対談「自分の価値」の見つけ方(前田裕二氏×尾原和啓氏)
著者等紹介
尾原和啓[オバラカズヒロ]
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事。経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーなどを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kum
32
働き方が多様になった時代。「数」や「肩書き」はあくまで他人のモノサシ。それよりも自分なりのモノサシを持って「あなたと仕事がしたい」と思ってくれる相手を増やしていくことが揺るがない自分の武器になる。好きなことで食べていくのは簡単ではないと思いがちだが、ライスワークで最低限の生活をキープしながら、ライフワーク(好き・得意・自然とやりたくなること)に時間やお金を投資して、その比率を徐々に増やしていくという考え方は現実的かつ理想的に思える。たとえお金にならなくても、ライフワークは「魂のごちそう」。2022/02/08
MIKI(magicrose)
32
"あなたは誰にとって意味のある存在ですか?" という問いの答えを持てる存在になることが大事なのは、別に今に始まったことではなく、以前からずっとそうだったと思いますが、"オンラインファーストの時代"だからこその楽しみ方、工夫の仕方、人との繋がり方があり、そこを意識できていますか?ということなんだろうなと思いました。2020/08/10
速読おやじ
20
Give&Takeではなく、Giveというのはよく言われる。相手の立場に立ってのGiveだ。さて、じゃあ何をGiveできるのか?それが好きな事だと最高じゃないかと。好きな事、役に立つ事、得意な事、それが繋がるとライフワークにできる。著書はつまらないけど稼げる仕事をライスワークと表現し、ライフワークと区別しても良いと言う。Facebookのいいね!の数に拘るのはやめようと提言。それ自体が価値を生むわけではないので。量だけを追いかけなくても価値は作れる、そしてそれが好きな事なら尚更だ。さて、私のライフワーク?2021/05/31
チャー
13
本書では変化の激しい世の中で、数字や固定観念にとらわれ過ぎず、人とのつながりを大切にし、柔軟で臨機応変にすごすスタイルを薦めている。役に立つだけのスキルは競争過多になる。信頼しあえる関係は低コストであり、逆に疑うことがコストになる。地図ではなくコンパスを持つこと。ひたすらに異業種交流会にて名刺交換に費やすよりも、ネットを介して良いコミュニケーションを築く方法を考えるという指摘は、現状にあった輪の広げ方だと感じた。情報分析の8割は分類。声をかけた際に返事がないことも情報という点は新たな気づきであった。2021/05/13
奈良 楓
13
キンコン西野さんの本に系統が似ています。いい本と思いますが、古めの業界にいるすれた社会人の私には別世界の話に思えた。2020/09/02