出版社内容情報
人類は優れた高等生物かと思いきや。
実際は700 万年もの長きにわたる歴史の中で、
他の生物が有している機能を失ったりしながら現在の姿になった側面もある。
日本の人類進化学、ゲノム進化学の権威が教える、
「出来そこない」の人類進化史!
内容説明
我々は、700万年かけてできそこないになった!?人類は、地球上でもっとも進歩した生物―そのように考えている人は多いだろう。しかし私たち人類の足跡を振り返ってみれば、一見、生存に有利と思われるような身体的特徴や機能を失いながら今の姿かたちになった。つまり、私たちは「できそこない」のなれの果てなのである―人類進化研究の権威が教える、常識を覆す進化史!
目次
はじめに 人類は、700万年かけてできそこないになった
第1章 人類は「負け犬」だった―生存競争に敗れて、住み慣れた森を去った
第2章 アフリカから追い出された人類―常識を覆す人類の移動史
第3章 人類は進化の過程でなにを失ったのか―進化とは「トレードオフ」である
第4章 私たちに今も残る、できそこないの痕跡―がらくたDNAも遺伝する
第5章 人類の進化に「完成形」は存在しない―私たちはどこへ向かうのか
著者等紹介
斎藤成也[サイトウナルヤ]
1957年、福井県生まれ。国立遺伝学研究所教授。琉球大学医学部特命教授、総合研究大学院大学遺伝学専攻教授、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授を兼任。さまざまな生物のゲノムを比較し、人類の進化の謎を探る一方、縄文人など古代DNA解析を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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