宇宙の話をしよう

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宇宙の話をしよう

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784815602666
  • NDC分類 K538
  • Cコード C8044

出版社内容情報

NASAの父と娘による宇宙探査のストーリー


NASAの技術者である父と、その娘みーちゃんとの対話を通して、宇宙探査の歴史が語られます。
わかりやすく、親しみやすいストーリー展開と、世界観を表現するイラストたち。
その途中には、ここでしか読めない宇宙をテーマにした美しくディープなコラムも差し込まれ、図鑑としても読めます。
火星探査の最前線で活躍する著者が生み出した、全くあたらしい宇宙の定番書。
10年後もそばに置いておきたい、珠玉の児童書が誕生しました。


(著者からのメッセージ)
なぜこの本を書いたのか
なぜ子どものための本を作りたいと思ったか。最初の動機は非常に個人的なものでした。
娘のミーちゃんのための本を書きたかったからです。
今回の本は2年前に出版した「宇宙に命はあるのか」の第1章を子ども向けに再構成し加筆したものです。
全部で5章あるので、ぜんぶで5巻になります。
1年に1巻ずつ出していけば、ちょうどミーちゃんが小学3年生になる頃に完結します。
娘の夢を縛る意図は毛頭ありませんが、僕の宇宙への思いや考えを、後に残る形で伝えられればと思いました。

ですが、企画がスタートする頃になると、もっと大きな目的が加わりました。

作中に出てくる架空の12歳の「ミーちゃん」は宇宙と恐竜が大好きな女の子ですが、クラスメイトから「変な子」と言われ、興味を共有できる友達がおらず、孤独を感じています。
僕自身が昔、そういう子でした。
ですが、僕にとって幸運だったのは、宇宙の話をできる父がいたことでした。
技術者にして天文マニアの父は僕に様々なことを教えてくれただけでなく、僕の知識自慢をいつも聞いてくれ、それを素直に褒めてくれました。
友達がいなくても、父と話すことで僕の承認欲求は満たされ、存在の危機から救われました。
では、もし父が側にいなかったら?
僕はもっと孤独だったでしょう。そして宇宙への熱も早々に冷めていたかもしれません。

きっとそんな子どもたちが日本に少なからずいるでしょう。
孤独な宇宙っ子たちにとって、興味を語り合える父親のような存在の本を書きたい。
それが、この本の目指すところです。

しかし、どうすれば本が父親代わりになれるのでしょう?
語るだけでなく、聞いてあげる本にすることだと思いました。
宇宙っ子たちはすでに図鑑やインターネットで膨大な知識を蓄えています。
彼ら彼女らはもっと知りたいだけではありません。知っていることを語りたいのです。
一方的に「知識を与える」本ではいけません。
子どもに「へー、そんなことも知っているんだ、物知りだね!」と褒めてあげるような本にしなければいけないと思いました。
この本を昔の僕のような子どもたちの側にいてあげられるような本にすること。
孤独な宇宙っ子たちの心に寄り添い

内容説明

NASAの父が娘と語る壮大な宇宙探査の物語。ベストセラー『宇宙に命はあるのか』著者、渾身の書き下ろし。

目次

第1部 宇宙時代の夜明け(私は変人!?;『地球から月へ』―すべてはこのSFから始まった;SFの父、ジュール・ベルヌの心に宿った「何か」;ロシアのロケットの父、ツィオルコフスキーのロケット方程式;アメリカのロケットの父、ゴダードの夢と挫折;ドイツのロケットの父、オーベルトがつないだ宇宙へのバトン)
ドーナッツ休憩の部(宇宙はどこにある?)
第2部 天才ロケット技術者フォン・ブラウンの栄光と闇(史上初めて宇宙へ行った謎のロケット、V2;宇宙への夢に忍び寄る戦争の影;悲しみのロケット;自由への逃亡―フォン・ブラウン、アメリカへ渡る;ソ連の天才ロケット技術者、コロリョフ;それでも夢をあきらめない;スプートニクは歌う;ついに巡ってきたチャンス―エクスプローラー1号、宇宙へ!;地球から月へ―人が想像することはすべて実現できる)

著者等紹介

小野雅裕[オノマサヒロ]
NASAジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)技術者。火星ローバー・パーサヴィアランスの自動運転ソフトウェアの開発や地上管制に携わる他、将来の宇宙探査機の自律化に向けた様々な研究を行なっている。1982年大阪生まれ、東京育ち。2005年東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。2012年マサチューセッツ工科大学(MIT)航空宇宙工学科博士課程および同技術政策プログラム修士課程修了。2012年より慶應義塾大学理工学部の助教。2013年より現職。短編小説『天梯』にて第24回織田作之助賞・青春賞受賞(緒野雅裕名義)

利根川初美[トネガワハツミ]
イラストレーター。1967年静岡生まれ、静岡育ち。静岡大学教育学部・養護教員課程卒。子どもの頃から宇宙と海、絵を描くことを好む。大学卒業後、広告代理店でデザイナーとして務めた後、独立。グラフィックデザイン、イラストレーション、本づくりの事務所823designを開設する。2017年、静岡大学アートマネジメントコース修了。2020年、直感を使ってアートを楽しむジェネシスアート・ティーチャーズコース修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

66
児童書。科学読み物。アメリカに住む宇宙オタクな12歳の女の子ミーちゃんが、エンジニアのパパとたくさん宇宙の話をする。会話形式で書かれた中に、濃い宇宙話がたくさんある。説明はコラムで詳しく、巻末には宇宙開発年表あり。▽ミーちゃんの宇宙愛が強すぎて、最初わかりにくいところもあったが、その熱意だけは伝わる。ジュール・べヌルを読みたくなった。2021/01/26

びっぐすとん

16
図書館本。『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 』が良かった小野さんの子供向けロケット開発の歩みのお話。昨日読んだ『天文学の巨人たち』が理系学生向けの天文学者の紹介なら、こちらは宇宙に興味がある子供たちにジュール・ヴェルヌから始まる夢と挫折のロケット開発者たちを紹介。コラムではロケットの構造や最新の系外惑星情報を学べる。うぅ、私もトラピスト1eで2つの太陽見てみたい!よく言われることだが宇宙開発は軍事目的からの平和的転用が多く、多くの犠牲の上に成り立っている。最初から宇宙のためであって欲しい。2021/05/17

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

15
NASA/JPLの小野さんの児童向け宇宙へのとびら。宇宙エンジニアのパパと12歳のみーちゃんとの対話方式でお話が進んでいきます。宇宙と恐竜と本に夢中なみーちゃんはお友達との会話のズレに少しさみしい思いをしてるけれど、パパと一緒に大好きな宇宙のことを少しずつ学んでいく。その姿は子供も大人も読んでて一緒に成長できる内容です。宇宙開発、ロケットの歴史は今の私たちのイメージの月や火星や衛星を飛ばす夢や地球の姿を調べる以前に、どんな経緯で出来たのかをわたしも目を逸らしていたいことまでしっかり描かれているのも特色です2020/12/04

まみこ

11
ロケット学者達の宇宙への夢想はジュール・ベルヌのSF小説から始まった。そして今や一般人が宇宙旅行できるまでになった。一冊を通してロケット開発の歴史が描かれているが、物語が父娘の会話形式で進むので読みやすい。開発の中でロケット学者が軍事利用されてきたこと、またそれは善か悪か等の問題提起もあって、子供でも色々と考えさせられる内容になっている。私は著書の他の本を読むための前準備としてこの本を読んでみたが、概要が分かって良かった。相対性理論等にも軽く触れているが、一体天才科学者達はどんな頭の構造をしているのだろう2023/11/23

貧家ピー

8
「宇宙に命はあるのか」の第1章を子ども向けに再構成・加筆してできた本。NASA技術者の父と娘ミーちゃんの対話形式で、ジュール・ベルヌの小説「地球から月へ」から ロケット開発の宇宙探査の歴史を描く。イマジネーションと情熱が宇宙の扉を開き、人類の発展をもたらした。豊富なコラムで、惑星・ロケットの種類・相対性理論などの知識を得ることができ、子供向けの本ながら読みごたえがあった。2022/07/15

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