内容説明
本書はファンタジーのストーリーを創作するときに、知っておいてほしい歴史・文化・お約束を事典形式でまとめたネタ帳です。ファンタジー世界に夢中になってもらうには、こんな世界が本当にあるのかもと思わせてしまうリアリティが必要です。リアリティは、ディテールの積み重ねで増すことができます。そのために現実の歴史や文化を利用しましょう。
目次
第1章 国家
第2章 魔法
第3章 武器
第4章 宗教
第5章 世界
第6章 魔物
第7章 社会
第8章 人々
著者等紹介
山北篤[ヤマキタアツシ]
ソフトウェアエンジニアからゲームライターへ転じ、ゲーム作成に必要な様々な知識を元に、数多くの著作を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
12
正直な話、ヨーロッパの歴史認識には大分旧さを感じさせる。イメージを膨らませるには有用。2021/08/30
凪子
4
想像以上に面白かったし参考になった。教会や騎士、王侯貴族などそのあたりの資料を探していて結構資料になりそうだから買ったけど、意外と湿地や荒野辺りの知識がシナリオに有用で助かる。酒場の主人が思ったより地位が高かった。2023/01/04
るりけい
2
ゲームや小説などのファンタジーは中世ヨーロッパをベースにしたものが多い。そんなクリエイター向けに、国家、宗教、武器、生活など中世についての知識をまとめた本。日本や中国に関しても少し書かれている。 内容はあくまでも広く浅くなので、詳しく知りたければ巻末の参考文献やネットなどで調べて専門的な本を読む方が良いと思う。中世の王様や軍があまり強くなかったという話が面白かった。実際の牢屋や橋の構造も興味深い。2020/05/04
未完AAA
1
幻想世界構築教典の完全版と間違えて買った(笑)が、新紀元社のいつもの方だし読みたかった方向としては間違ってないし、いっか!!と思った。なにか作品を作るときの、全体的な指針として良いと思う。日本のファンタジーで描かれる「中世ヨーロッパ」がなんちゃってなのはもうよく知られた話で、こういった本で概要を学び、次の参考資料を探していくのがいいかと。武器とか城とかの細やかさに唸ったところあり。森とか湿地、道などはイメージが膨らんだ。2021/05/10
櫛橋光
0
項目毎に分かれてて読みやすいです。ファンタジーの本になる歴史・風俗・習慣等ですね。ヨーロッパ中心、時々アジアや日本も。2023/05/28