内容説明
気持ちいい友情のカタチは、ここにある―。マサキ・渚・友幸は、子供の頃から幼馴染みの仲良し三人組。マサキは、渚と友幸が両思いで付き合うことになっても祝福し、変わらぬ友情を築いていた。夏のある日、いつものようにマサキの部屋で友幸が来るのを待っていた渚は、暑さに耐えきれず薄着になってしまう。普段は異性として意識しない渚の無防備な姿だが、溶けるような暑さに加え、若気の至りでついつい性的興奮を覚えてしまうマサキ。身近すぎる関係ゆえに、混じりっけ無しの友愛のみで二人は性を発散させてしまう―。書籍化に伴い読みやすく大幅改稿!熱望されていた『パパハメ』の他、書き下ろし短編を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシナーたかはし
13
ネット版が面白いので改めて購入。寝取り・寝取られ系の、恋人・旦那・奥さんに対する後ろめたさ、罪悪感、相手を征服する感が好きな人には期待はずれかも。親友の彼女を寝取ているにもかかわらず、後ろ暗いところが無いのが不思議で面白くえろいのですが、今後、友幸が二人の関係を知った時または子供の顔がマサキに似てきた時の事を考えると怖いです。一つ難があるとすれば、イラストもう少し美乳にしてほしかった2018/06/07
nishiyan
9
幼なじみであるマサキ、渚、友幸は高校三年生。渚と友幸は交際しているのだが、ある夏の日にマサキの部屋を訪れた渚はマサキと肉体関係を持ってしまうことから始まるネトラレもの。友幸への後ろめたさもあって、越えてはいけない一線を設けているのだが、身体を重ねるごとにその一線を越えていくところは読みごたえがあった。しかし最後までお互いに深いキスをしなかったのは友幸への誠意なのかもしれない。ネトラレものは暗いトーンになりがちな印象があるのだが、そうしたこともなく読みやすい。二人が友達と割り切っているからかもしれない。2018/05/29
せいじ
6
WEBで初めて読んだときはこの作者にしてはめずらしく寝取られものじゃなくて(どちらかというと寝取りもの、それも全く背徳感なし)あまり食指が動かなかったのだけど、とりあえずということで読んでみたらめっちゃエロくてハマった。最終的にはこういうオチになったか。はっきり言って常軌を逸しまくって狂ってるレベルなんだけど、でもとにかくエロくて素敵な作品でした。2018/06/16
aki
4
原作未読。ヒロイン渚、主人公マサキ、親友友幸という幼馴染三人組。渚と友幸が付き合う中、とあるキッカケで渚とマサキが性交渉をすることに。幼馴染関係がゆき過ぎて親友なら別にイッカみたいな軽いノリで関係を持ってしまう。が、一応罪悪感みたいなものはあるので、お互い友幸には悪いと思いつつ徐々に深い繋がりを求めていく。どちらかと言えば寝取り物。軽い文体で、友幸への罪悪感の描写も少なく、あくまで友情を深め合う行為の体で進むため心痛は少ない。寝取り寝取られには興味があるがどれを読めば良いかわからない人への入門書かも?