内容説明
高校3年生の梅雨の日の放課後。御影悠希は喋ったこともないクラスメイト・新城馨から2000円で貞操を買われることになった。とある事情からお金が必要だった御影は、深く考えずに彼女の誘いに乗ってしまう。新城の行動をきっかけに、御影を狙う女子たちの欲望が絡み合い、後戻りのできない深みにハマっていく―。書籍化に伴い読みやすく大幅改稿!書き下ろしに「天使なぼくと、爆発物な彼女たち」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
3
母親から虐待された過去を持つ御影悠希、父親との二人暮らしをしている。虐待する母から救いだしてくれた父にこれ以上は負担をかけたくないと思っていた矢先に新城馨から「2000円でヤらせろよ」と言われることから始まる物語。ただの少年による援交話に終始するのかと思いきや、彼を取り巻く馨を筆頭に秋月蛍(シュウ)、深山楓、葛城瞳子それぞれが抱える問題と、悠希を巡る駆け引きは思ったよりも丁寧で面白かった。悠希にそこまでの魅力があるように感じられなかったのが残念ではあったが。続きに期待かな。2017/12/10
隆二
1
もっと明るく売春して、何となく他人の問題を解決するような話を期待して買ったんだが、真逆の話でがっかりした。後、終始、主人公に魅力がないのが残念だった。2021/12/04
はづき
0
P2017/12/11
械
0
知人にすすめられて。 フィクションとして完成されていて、夢中になって読了した。 設定とかきっちりしてあって、キャットファイト物って言えばそうなんですが、飽きなかった!事も必要な展開でもあり、さらり(?)と描かれていた。2018/10/02
aki
0
原作未読。 クラスで鼻つまみ者のヤンキー女子がショタ気味の同級生(御影悠希)を二千円で買春するとこから始まる。タイトルからは御影がハーレムを作るような話に見えるが、御影は性交に消極的というか、止むに止まれぬ事情があって売りをするようになる展開である。章の途中でヒロイン(表紙の女子達)視点で語られることで、各々のキャラがなぜ御影に執着するかが読み解けるようになっている。そのヒロイン達の切実さが非常に胸に刺さる。雰囲気は純文学に近い。舞城王太郎や村上春樹が好きなら読むべき作品。続刊を切に願う。
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