内容説明
わずか6歳で生家より追放されたクレイスは、行き着いた先で出会った少女・ヒノカと将来を約束し、冒険者として生計を立てていた。しかし、同じパーティーメンバーである勇者・ロンドの奸計により殺されかけた挙げ句、ヒノカまでも奪われてしまう。絶望の中、ギフト“聖杯”を発動させたクレイスはその真の使い方に気づき全てに復讐を誓うが、その力は世界の秩序を根本から覆し、人々を狂わせる規格外の能力だった。ギフトの奴隷と化した人間と、それに付け入らんとマッドサイエンスで侵攻を始める魔族。クレイスは三つ巴の狂気に巻き込まれていくのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
15
なんとなく買い。絵は格好良い系で宜しい。 物語は使えないギフトとして故郷を追い出され、パーティーでも囮として見殺しにされそうになった主人公の話。本当に、ほぼすべての状況を主人公一人で解決出来るのが突き抜けていて面白い。 個人的な感想としては、復讐だの何だのと書かれたあらすじとは裏腹に、確固たる意志や目的もなくただ状況に流されるだけの主人公には困った。シリアスなのかギャグなのかどっちつかずの中途半端なノリといい、締まらない結末といい、もうちょっと何とかなったんではないだろうか。2021/02/28
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