内容説明
魔術国家の王女オフィーリアは、縁談相手のイエラ国王アルマンドの肖像を見て驚く。彼は前世で愛読していた小説のヒーローで、彼を手助けする筈のヒロインはオフィーリアが居たことで別の運命を辿り、既婚者となっていたのだ。責任を感じたオフィーリアはイエラに嫁ぐことを決心する。「今宵もわたしを癒してくれるのだろう?」政略結婚でも惹かれ合い愛し合う二人だが、貴族の一部が叛乱を企て!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
6
前世は日本の女子大生というヒロイン。王女として生まれ代わったそこはかつて読んでいた小説の世界で、いいなぁと思っていた国王から自分に求婚話がきてびっくり。小説だとヒロインはほかにいるはずなのになんで自分に?という。ヒーローが魔術がらみで病気になっているのも、それを小説の正ヒロインが治すことも知っているだけに、自分はつなぎくらいの気持ちで婚約者として過ごすが、結局彼女が国王ヒーローを助けて愛されて~って感じになる。Rシーン入るまでTL小説だって忘れてたし、結局正ヒロインどこに行ったよって感じで微妙な読了感。2022/05/20
かぎっぽ
1
自分の存在のせいでヒロイン不在に…って気にする?原作に囚われすぎじゃない?代わりに記憶を頼りに解決しようとするオフィーリアがいじらしいやらかわいいやら。ただ小説のイラスト程度の見覚えでお見合い写真ならぬ肖像画に気付くかなぁ漫画ならともかく。まぁ転生モノあるあるだけど。SSでようやく登場した本ヒロイン 本編に出てこなくてよかった。絶対イラっとする。たぶん陛下には合わない。…であって欲しいという願望。このシェリルはシェリルでスピンオフとして読みたいかも(怖いもの見たさ?)。楽しく読了おもしろかった。2025/04/12