内容説明
社長御曹司の許嫁との結婚を控えた内気な財閥の娘・結衣。ところがある日、許嫁が失踪。結婚相手が許嫁の弟の和樹に変わったと聞かされる。優秀で冷徹な和樹に嫌われていると自覚しながらも結婚を受け入れる結衣。しかしチャペルでの誓いの口づけは氷のような視線とは裏腹に、蕩けるほどの熱を帯びていて―。
著者等紹介
白石さよ［シライシサヨ］
兵庫県出身。２０１４年、「不器用な唇」（三交社）で書籍デビュー。２０１５年、「優しい嘘」（三交社）でエブリスタ小説大賞。２０１５‐１６年間グランプリを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
92
やっぱりこのジャンルでは白石さよ先生が一番好きな気がします。それにしても、二人の関係がうまく言ったのはヒロインが何度も勇気を出したから。もうちょっとヒーローもなんとかしてほしかった。。2021/05/05
さおり
37
Kindle Unlimitedで。以前お気に入りさんにおすすめいただいた白石さよさん作品が全然手に入らないので、とりあえずこちらを読んでみました。政略結婚で、幼い頃から決められていた相手と婚約した主人公。結婚直前になって婚約者が突然失踪し、その弟と結婚することに！いやー、これはこれでおもしろいもんやね。はじめっからあいつは怪しいよ！と思ってたひとがやっぱりアレやし(ミステリじゃない)、こうなると思った通りになるし。のに、泣くし。最後の結婚相手目線のお話はまるで謎解きやし(だから、ミステリじゃない)。2021/10/03
lollipop
16
ガブリエラブックス創刊第一号の作品。さよさん初の政略結婚ものなんですね。幼いころから御曹司の長男と結婚すると決まっていた結衣だが結婚間近で花婿に逃げられてしまい、急遽お相手が次男の和樹に決まり･･･長男の無神経なふるまいにヤキモキするが最後はいい仕事してくれましたね。エブリスタウォーマンと比べてはいけませんがもう少しハラハラさせられるシーンがあったら良かったかも。サイトには無い【和樹編】があるのは良かったです。書籍化になる際に男性sideが無くなってしまうのを散々読メでつぶやいていたので(笑)続く↓2018/12/05
れん
7
お互いが実は初恋相手、ヒーロー一人称が僕、ヒロインと一緒にいるときの優しい雰囲気などなんか色々私的なツボがはまりました。お兄さんはひどいことをしたが、憎めないやつ。
さっきぃ
5
３回目？くらいの再読。はーやっぱり面白くて最高。婚約者の兄の失踪で弟と急遽結婚することになった結衣の揺れ動く気持ちと弟和樹を愛してしまったゆえの切なさとか、二人の少しの蜜月と、結衣が別れを告げるときに号泣し、和樹の告白に泣いて、たくさん気持ちが揺さぶられた。この人の話は本当にクセになるし心揺さぶる。最高。2023/02/04
