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内容説明
砂漠の小国ザラで菓子職人をしているオメガの青年ラナンは幼い息子のリクと二人暮らし。リクの本当の母親は奔放な双子の妹カリナだが、彼女は赤ん坊とその父親の証の指輪をラナンに預けて行方をくらました。ある日、ランディーナ王国の第一王子アーシュが、事故で亡くなった第二王子の忘れ形見を探しにザラを訪れた。ランディーナの王族特有の容姿をもつリク。愛し子を奪われまいとラナンは母親と偽り、ともにランディーナへと渡るが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
78
【ラナン、愛している。お前はもう俺のものだ。俺だけのものだ(アーシュ)】エロス度★★子育てオメガバ作品!偽りの母親・偽りの義弟がツボるワード♡第二王子の忘れ形見であるリクを探しにきたアーシュと、リクと共にランディーナへと渡るラナン。アーシュによるラナンに対する溺愛が甘々で、人目を憚らずベタベタしたり、父親とラナンを取り合ったりと王室特有のドロリッチさがなく読みやすい♡自分を偽りながらアーシュに愛されることに対するラナンの罪悪感の切なさ、濡場にてアーシュに愛され乱れるエロさは必見✨個人的には妹がちと可哀想。2020/02/21
三毛招き
5
基本的なスパダリいちゃらぶはいいんだけど、どうも全体的にミソジニー感がある。同じく主人公に害を与える存在でも盗賊の頭は擁護されるが妹はそれが弱いし。というか、「根本的に駄目な人間(弟)」の分まで妹に押し付けて報いを受けさせたみたいな感じでなんだかなぁ、と。弟がやったこと、「国を捨て女を孕ませてその女も子どもごと捨てて勝手にくたばった」なわけですし……2021/06/18
イカまりこ
5
KindleUnlimited 母親役の身代わりはよくある展開。弟王子の相手なはずなのに、あまりそこは深く突っ込まずスキンシップ多めなお国柄。もう少し好きになってはいけない人って悩むところはほしかったけど、それなりに楽しく読めた。盗賊の頭がいい人で好印象。2020/08/09
pincle
4
オメガバース、子育て、身分差、表紙挿絵きれい、と好みのものが詰まっているのにイマイチで残念だった。妹は勝手だなと思ってたら実は純愛であの最期。あの最期必要?ってか純愛で済ませられるワガママではないと思う。お菓子職人に賞も職権乱用ではなくて?と思ってしまった。王様(攻めではなく父親の方)はどういう意味で主人公のことを気に入ってたんだろう。主人公が勝手に出ていったのとか妹のしたことへのおとがめはナシ?2020/09/11
ももちゃん
3
最初から引っかかることが多くてなんかモヤッとして集中できなかった。「お母さんみたいなオメガ性じゃないから〜」て、、 あといちいち子どもすらも「アルファ性」「オメガ性」って言ってるのがなんか……なに? 妹も普通にクソだった。 流し読み。2024/07/24