内容説明
歯止めがきかない!格差拡大の不都合な真実。地方の子、都市部の子、都心の子からわかった、現代日本の姿が浮き彫りに。加速する格差の現実と、処方箋を紹介!
目次
第1章 生活(時刻表;家 ほか)
第2章 お金、金融、マネー(お金;中古車 ほか)
第3章 人、コミュニケーション(友達;東大 ほか)
第4章 仕事(仕事と家庭;仕事 ほか)
第5章 食(外食;フカヒレ ほか)
著者等紹介
佐藤秀[サトウスグル]
千葉県の農村部出身。某士業に就き、実績は国内外1000件以上。東京の一等地にオフィスを構え、業界屈指の雄としても知られている。家族は妻、長女、長男、ふたりの子どもは都心の某有名中学校、小学校に通学していた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koichiro Minematsu
57
読メ投稿の感想を読んで興味津々に読みました。子供に現れる格差というものを住む環境に影響されていると体験談として述べられている。ここの所の感じ方が様々でしょうが、それも単なる違いではなく、格差の現れということになるのでしょうか。日本というところも競い合う中で成長してきたところがあります。結果は違いだけですが、勝ち負けで分ける、違いがあることを良い悪いで区別する。行き過ぎはこわい。民主主義の民主主義による、民主主義の崩壊。2021/01/27
ヒデミン@もも
44
もっと真面目に格差社会を語れ。地方、都市部、都心に格差はあるでしょうが、地方をバカにしてはいけない。確かに地方と都心の金持ちの差は雲泥の差がある。が、息子が上京して都心に住んで10年近いが、都心の小金持ちって地方の庶民から見ても惨め。小ちゃい戸建の駐車場に外車。日本って情けない。以上、地方の庶民の妬みでした。笑2022/07/03
ルル
16
読みながら①そうなの?!と不思議に思われる方②世はこんなものだろう、と理解しつつどこか他人事に思われる方③不快感情を抱く方に大きく分かれるかもしれませんが、これは余分を省いて現実社会を一刀両断して書かれていると思います2021/01/20
華形 満
13
ここで3列比較の対象の「地方の子」世帯からすれば、超自意識過剰内容で本書を破り捨てたい衝動にすらなるのではないかと思われ、私的にもやや”盛ってるな”と感じられたが、しかし現実はほぼ著者の主張通りだろう。「都心の子」世帯の方々は以下2列世帯を決して馬鹿にしているのではなく、それが”普通”だと思っているので悪気は無いのだ。こうした格差構造を生む根源はやはり政治にあるとはっきり主張している点が単なる富裕層の自慢本ではないと評価したい。ただ、「金持ちのまま没落することがない」とまで言い切るのは禁物だった。2020/09/23
Sayaka
12
図書館本。格差の是正みたいなのを期待してたけど、いかに金持ちの子供が贅沢で都心の大人は偉いのか、という内容(に思えた)。都心部なんて壊滅してしまえ!と思うくらい中間層の自分は読んでて気ぃ悪い本だった。貧乏で悪かったな(`Δ´)2021/09/26