内容説明
飛鳥時代からはじまる年賀の文化に、驚きの声。約1400年にわたる年賀状文化にまるわる話と貴重な資料の数々。。
目次
丸善の年賀状
1章 年賀状のはじまり
2章 郵便制度はじまりの時代
3章 私製葉書が認可されてから
4章 年賀状ブーム到来
5章 干支をモチーフにした年賀状
6章 大正時代から昭和初期の年賀状
7章 お年玉くじつき年賀葉書の登場
8章 令和時代の年賀状
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
54
年賀状。年に1度の風物詩。まるで、年賀状博物館のような1冊。単純に、読んでいて楽しい。デザインの変遷が、日本の近代文化史を見ているようで、想像がひろがる。お年玉付き年賀状の所以もまた興味深い。やっぱり、貴重な残すべき文化財産だと思う。2023/01/19
りえこ
12
装丁がとても好きです。たくさん素敵な年賀状がのっていて、とても楽しめました。2020/09/09
hitotak
10
著名人や画家、会社の広告入りのもの、凝ったデザインの私製はがきなど、明治期から昭和初期の様々な年賀状が紹介されている。センスのいいはがきばかりだが、宛名面のデザインの変遷や一般家庭で頑張って書かれたお手製はがき等も見たかったような気もする。年初めに家々を訪問する年賀の挨拶回りが明治期以降に年賀状の送付に切り替わっていったという年賀状の歴史や、お年玉くじ付きはがきの誕生秘話などの読み物も面白かった。2020/05/19
じじちょん
8
飛鳥時代からの年賀状の歴史が簡単に紹介されており、様々な年賀状がフルカラーで数多く掲載されている。。老舗デパートが国内外のお得様に向けた年賀状もカラーで紹介されている。明治時代から日本画の年賀状に「Happy New Year」と達筆に描かれていてびっくり。丸善はいち早く海外向けの年賀状を描いていたのか…。アールヌーボー風の絵も明治時代からデザインされていたり、各画家の年賀状もモダンでオシャレ。 2020/03/28
猫
8
図書館本。年賀状の移り変わりを実際に使われた様々な年賀状の写真とともに紹介。”新年のご挨拶”というくくりでは、757年に東大寺に献納された裁文入りの絹織物にまで遡る。葉書の年賀状は明治13年、丸善が海外の取引先に向けて送ったものが最初のよう。私製葉書が認可された明治33年ごろから一般的に。和風のもの、アールデコ風やモダンなものと、カラーで紹介された葉書はどれも見ごたえがある。2020/01/28
-
- 洋書
- El No Sé Qu…