出版社内容情報
基盤モデルを用いたAIアプリケーション開発の実践書!
本書は、基盤モデルを活用してAIアプリケーションを構築するためのプロセス全体を解説した書籍です。近年、OpenAIのGPT、AnthropicのClaudeなどの基盤モデルが容易に利用可能となり、AIアプリケーション開発は専門の研究者からソフトウェアエンジニアへと手の届くものとなりました。本書は「AIエンジニアリング」という新興分野の全体像を俯瞰し、モデルの選定から開発・デプロイ、評価まで、必要な要素を体系立てて紹介します。
【目次】
内容説明
生成AIの進化は、単なるデモやPoCの段階を越え、実際のビジネスや社会に組み込まれる「AIアプリケーション時代」へと移行しつつあります。本書が扱う「AIエンジニアリング」とは、単にモデルを利用するのではなく、信頼性・スケーラビリティ・安全性を備えたAIアプリケーションを設計・構築・運用するための体系的アプローチを指します。大規模言語モデル(LLM)を中心に、RAG(検索拡張生成)、エージェント設計、ワークフロー構築、ガードレールや評価手法までを幅広く解説します。さらに、アーキテクチャ設計やセキュリティ、ガバナンスといった実務的課題にも踏み込みます。研究から実装、運用までを一気通貫で捉え、使うだけのAIではなく、価値を生み出すAIへと進む道筋を示すガイドです。AIエンジニアや開発者はもちろん、AIを戦略的に活用したいビジネスリーダーにとっても必読です。
目次
1章 基盤モデルを用いたAIアプリケーション開発入門
2章 基盤モデルを理解する
3章 評価方法論
4章 AIシステムの評価
5章 プロンプトエンジニアリング
6章 RAGとエージェント
7章 ファインチューニング
8章 データセットエンジニアリング
9章 推論の最適化
10章 AIエンジニアリングのアーキテクチャとユーザーフィードバック
著者等紹介
フエン,チップ[フエン,チップ] [Huyen,Chip]
機械学習(ML)システムを専門とするライターであり、コンピュータサイエンティスト。NVIDIA、Snorkel AIでの勤務経験と、AIインフラストラクチャのスタートアップを創業(後に買収)、スタンフォード大学でMLシステムを教えた経験を持つ
加賀谷諒[カガヤリョウ]
大手ポータルサイト運営会社で開発者向けPF/システムの開発に従事。その後、BtoB SaaSを提供するスタートアップに入社。生成AI/LLMチームの立ち上げ、新規AIプロダクト開発のリードエンジニアなどLLMアプリケーション開発を推進。現在はVercel AI Acceleratorの採択をきっかけにAsterminds株式会社を共同創業し、AIネイティブなプロダクト開発に挑戦している
菅野憲也[カンノカズヤ]
NY州立大学Stony Brook Computer Science科卒業。ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを経て、GPT‐4のリリースを機に株式会社Gaudiyにて生成AIチームを立ち上げ、LLMアプリケーションエンジニアに転身。LLMを活用したアプリケーションの開発・運用に従事。現在は生成AI活用の普及を目指し、書籍・記事執筆やYouTubeチャンネル「AIでサボろうチャンネル」を起点としたメディア運営の自動化など、多角的な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



