出版社内容情報
OpenTelemetryの計装やテレメトリーバックエンドの使い方が具体的にわかる!
本書はオブザーバビリティ標準としてのOpenTelemetryプロジェクトが提供する、分散トレース、メトリクス、ログ、プロファイルなどの仕様と、その実際な計装ライブラリの使い方について、Javaによるシステムを例に具体的に解説する書籍です。クラウド上の分散アプリケーションを例に、ソフトウェアの設定や計装などについて具体的な例を交えながら解説しており、テレメトリーバックエンドを構築する第一歩を踏み出す助けとなるでしょう。
内容説明
本書は、オブザーバビリティのコンセプトとともに、OpenTelemetryのアーキテクチャ、仕様、活用方法について解説する書籍です。SREやDevOpsの分野でマイクロサービスを実装・運用しているソフトウェア開発者、Kubernetesアプリケーションのトラブルに悩むインフラエンジニアなどが、OpenTelemetryを導入し、オブザーバビリティを実装する際の助けとなります。本書によってOpenTelemetryを本番環境で利用する際のアーキテクチャ、設定、またトラブルシュートの方法などについての知識が得られるでしょう。
目次
第1部 オブザーバビリティの必要性とOpenTelemetry(オブザーバビリティの必要性;OpenTelemetryを使ったオブザーバビリティの実現)
第2部 OpenTelemetryのコンポーネントとベストプラクティス(OpenTelemetryの基本;自動計装;コンテキスト、バゲッジ、プロパゲーター;トレース;メトリクス;ログ;プロトコルとコレクター;サンプリングと一般的なデプロイモデル)
第3部 OpenTelemetryを組織に展開する(摩擦を最小限に抑えて導入を最大化する;オブザーバビリティの導入)
著者等紹介
ブランコ,ダニエル・ゴメス[ブランコ,ダニエルゴメス] [Blanco,Daniel Gomez]
Skyscannerのプリンシパルエンジニアであり、旅行者が次の休暇を予約する際に、高い信頼性と良いパフォーマンスを提供するため、数百のサービスにわたるオブザーバビリティの変革をリードしています。彼はOpenTelemetryをはじめとするオープン標準やCNCFプロジェクトの提唱者であり、運用データの計装化と収集を支援しています。ジュネーブの国際機関CERNからロンドンのスタートアップSKIPJAQまで、さまざまな規模の組織で働いた経験があり、主な焦点は、本番環境の運用とサポートを行うエンジニアにかかる認知負荷を最小限にするためのソフトウェアとソリューションを構築し、採用することです
大谷和紀[オオタニカズノリ]
Splunk Services Japan合同会社のシニアソリューションアーキテクト・オブザーバビリティであり、オブザーバビリティ製品を専門に、さまざまな顧客への製品、プラクティス、OpenTelemetryの導入支援を担当しています。それまでは業務システム業界でSEとしての経験を積んだ後、VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)子会社にて広告配信サービスを構築・運用リーダー/CTOを経て、New Relicでカスタマーサクセスマネージャを担当し、現在に至ります。アプリケーション開発、DevOpsの推進、クラウド利用、アジャイルプラクティスの導入などの経験をしてきました(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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