出版社内容情報
ドメイン駆動設計を実践するために最初に手にするべき1冊!
ソフトウェアの構築において、 開発者は変化する技術トレンドを追うだけでなく、背後にある事業活動(ビジネスドメイン)を理解する必要があります。ドメイン駆動設計はビジネスドメインの知識に焦点をあてた設計手法です。本書は基礎知識としてドメイン駆動設計の概念や用語の教科書的な説明からはじまり、事業活動を分析し、ビジネス戦略を理解し、ソフトウェア設計をビジネスニーズに合わせるための一連の核となるパターン、原則、実践方法を説明します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
6
ドメイン駆動設計の入門書。類書と比べて専門用語がとっつきやすい訳語になっている。ドメイン駆動設計の解説だけでなく、既存のプロジェクトにいかに導入していくのかも紙面が割かれる。業務領域に合わせて適切な技術方式を選ぶのがリソースの選択と集中の意味でも保守の面でも重要になる。2025/03/16
youta32449999
1
イベントソーシングについてわかりやすく説明があってとても良かった。スナップショットを複雑性は本当に要るのかという話にも言及しておりイベントソーシングを支援するフレームワークやライブラリなしでも実践できそうと思わせてくれる点も良い。業務のカテゴリについて説明し中核業務以外では必ずしもドメインモデリングが必要ではなくトランザクションスクリプトやアクティブレコードで良いと明言しており机上の理論ではなく実践的な内容で読者の関わるプロダクトのコードが少しでも良いものにしたいという熱意を感じた。2024/12/31
Yamada
1
面白かったが難しかった、DB、APIについての知見がなくて読むのが時間がかかってしまった。それでもなお、領域の分割については納得感があった。なんでもできる、は何もできない、というのはまさにその通りで、特に日系の会社だと開発中に要件がボコボコ追加されーーーしかも、顧客の要望度はそんな高くなく口数は足りないのに引き受けてしまうーー設計がめちゃくちゃになることがままあるなと思いました。でもそれって初めに区切られた文脈(どういう業務の、どんなことを解決したい?)が曖昧だからなんでしょうね、、2024/08/19
JUN_NETWORKS
0
今までDDDの戦術(値オブジェクト, etc...)しか知らず、DDDがなぜドメイン駆動と呼ばれているかわからなかったが、この本で理解することができた。なにせこの本の最初の数章は技術の話ではなく事業理解の話だったので。 この本の素晴らしい点として、とにかく訳語の当て方が上手いというところである。「ユビキタス言語」を「同じ言葉」とわかりやすく混乱の少ない書き方をしたように、とにかく日本語話者にとって混乱少なく読めるように配慮されていて、細かなニュアンスの誤解などが少なく読めた。 DDD 最初の1冊にぜひ。2025/04/28
pea47581220
0
DDDの本は初めて読みました。 割と分かりやすく特有の単語を定義付けてくれているので 実践できそうだと思いました。 実務に即した地についた考えも重視しており押しつけがましさもない点も良かったです。 新規開発だけでなく、レガシープロジェクトで頭を悩ませている方にもお勧めの本です。2024/12/02