出版社内容情報
本邦初、ライトニングネットワークの体系的な解説書!
ビットコイン上で機能するセカンドレイヤプロトコルである、ライトニングネットワークの本格的な解説書。トランザクションのコストを削減しながら速度とプライバシーを向上させることで、少額決済を素早く小さなコストで実現することができる、注目の技術です。本書では、ライトニングネットワークの基本的な仕組みから、各アーキテクチャの詳細、またライトニングノードの実装や運用方法についてもカバーしています。
目次
第1部 ライトニングネットワークを理解する(ライトニングネットワークの紹介;ライトニングネットワークを使うための準備;ライトニングネットワークの仕組み;ライトニングノードソフトウェア;ライトニングネットワークノードの運用)
第2部 ライトニングネットワークを詳しく調べる(ライトニングネットワークのアーキテクチャ;ペイメントチャネル;ペイメントチャネルネットワークでのルーティング;チャネルの操作とペイメントの転送;オニオンルーティング ほか)
著者等紹介
アントノプロス,アンドレアス・M.[アントノプロス,アンドレアスM.] [Antonopoulos,Andreas M.]
ベストセラー作家、講演者、教育者として活躍しており、ビットコインとオープンブロックチェーンテクノロジーのエキスパートとして高い評価を得ている。複雑なテーマを理解しやすく伝える一方、これらのテクノロジーがグローバル社会に与えるプラスとマイナスの影響をくっきりと浮かび上がらせることで知られている。AndreasはO’Reilly Mediaから出版されたベストセラーのプログラマ向けの技術書である『Mastering Bitcoin』と『Mastering Ethereum』の著者でもある。また、『The Internet of Money』では、これらのテクノロジーの社会的、政治的、経済的な重要性と意味に焦点を当てている。AndreasはYouTubeチャンネルで無料の教育コンテンツを制作しており、Webサイトで仮想ワークショップを開いている
オサントクン,オラオルワ[オサントクン,オラオルワ] [Osuntokun,Olaoluwa]
Lightning Labの共同創設者であり、CTOを務めている。ライトニングのメイン実装の1つであるIndのリード開発者でもある。カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校でコンピュータサイエンスの学士号と修士号を取得しており、2019年のForbes 30 Under 30に選出されている。大学院では、応用暗号学の暗号化されたデータの検索に取り組んだ。5年以上にわたりビットコイン開発者として精力的に活動しており、いくつかのBitcoin Improvement Proposal(BIP-157、BIP-158)の著者でもある。最近では、ライトニングなどのプライベートで、スケーラブルな、オフチェーンのブロックチェーンプロトコルの構築、設計、進化に重点的に取り組んでいる
ピックハルト,ルネ[ピックハルト,ルネ] [Pickhardt,Ren´e]
数学者として教育を受けたデータサイエンスコンサルタントであり、統計学の知識をもとに、ライトニングネットワークの支払いの経路探索、プライバシー、信頼性とSLA(Service Level Agreement)についてNTNUで研究を行っている。ライトニングネットワークに関する開発者を対象とした技術的なYouTubeチャンネルを開設している。また、Bitcoin Stack Exchangeでライトニングネットワークに関する質問の半分近くに答えており、この分野に新たに参入したいと考えているほぼすべての開発者にとって頼もしい存在となっている。公式かつ非公式なライトニングネットワークのワークショップをたびたび開催している。たとえば、他のコアライトニング開発者とともにChaincode Labsの2019 Residencyの受講者を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。