出版社内容情報
アーキテクチャの諸問題で、トレードオフを発見し、判断するテクニックを学ぶ!
ソフトウェアアーキテクチャには、難しい問題やベストプラクティスが存在しない問題など、妥協点の中から選択しなければならない事柄が数多くあります。本書は、分散型アーキテクチャのそうしたトレードオフについて考える方法を学びます。
本書は、適切なアーキテクチャを選択するための戦略から、サービスの粒度の決定方法、契約の管理と切り離し、分散トランザクションの管理から、スケーラビリティ、弾力性、パフォーマンスなどの運用特性の最適化までを扱います。
内容説明
トレードオフを見極め、状況に合った選択をする。サービスの粒度やデータの所有権、コードの再利用やワークフローの調整、可用性や信頼性の実現などアーキテクチャの難題に対するトレードオフを、モノリスを分解しマイクロサービスアーキテクチャに再構築する例を通して詳しく説明。
目次
「ベストプラクティス」がないとどうなる?
第1部 分解する(ソフトウェアアーキテクチャにおける結合の見分け方;アーキテクチャのモジュール化;アーキテクチャの分解;コンポーネントベース分解パターン;業務データの分解 ほか)
第2部 つなぎ合わせる(再利用パターン;データの所有権と分散トランザクション;分散データアクセス;分散ワークフローの管理;トランザクショナルサーガ ほか)
著者等紹介
フォード,ニール[フォード,ニール] [Ford,Neal]
Thoughtworksのディレクター、ソフトウェアアーキテクト、ミームラングラー(役職名。情報・文化の遺伝子体現者の意)。Thoughtworksは、最も困難な課題を解決する技術を提供するためにディスラプトな思考を持った、情熱的で目的意識の高い個人が集まったコミュニティおよび企業である。組織として、IT業界に革命を起こし、社会にポジティブな変化をもたらすことを目指している。Nealは、ソフトウェアの開発とデリバリー、特にアジャイルなエンジニアリング手法とソフトウェアアーキテクチャの分野に関する、国際的に認知された専門家だ。これまでに7冊ほどの書籍と多数の記事執筆や動画プレゼンテーションを行い、世界中で何百もの開発者向けカンファレンスで講演してきた経験を持つ。これまでに扱ってきたテーマは、ソフトウェアアーキテクチャ、継続的デリバリー、関数型プログラミング、最先端のソフトウェアイノベーション、そしてビジネスに焦点を当てた技術的プレゼンテーションの改善など
リチャーズ,マーク[リチャーズ,マーク] [Richards,Mark]
マイクロサービスアーキテクチャやサービス指向アーキテクチャなど、さまざまな技術を駆使した分散システムの構築、設計、実装に携わる経験豊富なソフトウェアアーキテクト。1983年からソフトウェア業界に身を置き、アプリケーションアーキテクチャ、統合アーキテクチャ、エンタープライズアーキテクチャの分野で豊富な経験と知識を持つ。マイクロサービスやエンタープライズメッセージング技術などに関する技術書の執筆や動画講演も多く行っている。また、カンファレンス講演者やトレーナーとしても活躍しており、世界中の何百ものカンファレンスやユーザーグループで、エンタープライズ関連のさまざまな技術的トピックについて講演を行っている
サダラージ,ピラモド[サダラージ,ピラモド] [Sadalage,Pramod]
ThoughtworksのデータおよびDevOps担当ディレクター。専門分野は、アプリケーション開発、アジャイルデータベース開発、進化的データベース設計、アルゴリズム設計、データベース管理など
ダギャニー,ズハマック[ダギャニー,ズハマック] [Dehghani,Zhamak]
Thoughtworksの先端技術担当ディレクター。それ以前は、Silverbrook Research社でプリンシパルソフトウェアエンジニア、Fox Technology社でシニアソフトウェアエンジニアを務めた
島田浩二[シマダコウジ]
1978年、神奈川県生まれ。電気通信大学電気通信学部卒業。2009年に株式会社えにしテックを設立。2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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